妊娠を機に仕事を辞めた私。仕事を辞めるともちろん家庭の収入は減ってしまうため、今まであまり意識していなかった毎月の支出を気にするようになりました。
そこで、無理なく見直せるところから効率よく節約はできないものか……と工夫して妊婦生活を送っていました。今回はそんな私の体験談を紹介します。
無収入生活の漠然とした不安
私は出産予定日の約2カ月前に、勤めていた会社を辞めました。生活費は夫が支払っているので、辞めてしばらくは、仕事をしなくていいなんて幸せ~! なんて呑気に思っていましたが、仕事をしていない=自分の収入はありません。
これから先いつまた働くかも決まっていないため、漠然とした不安を感じた私は、どうにか家庭の支出を減らそうと考えました。
まずは食費の見直しを実践!
それまでスーパーでの支払いはカードを使用していたため、毎月いくらを食費として払っていたのかをよく把握していませんでした。改めて確認をすると、外食を含めない食費が、夫婦2人暮らしで約3万円程。まずはこれを見直し、お金を使っている実感のないカード支払いをやめ、月の頭に2万円を財布に入れて、この範囲内で食費をやりくりすることにしてみました。
節約生活を送ることで思わぬメリットも!
それまでは好きなお菓子や、新発売の商品を見ると無意識にかごに入れてしまっていましたが、上限を決めることで節約意識が働き、無駄な買い物をすることがなくなりました。また、もともと料理が好きだったのもあり、カット野菜など少量で割高になっているものは買わず、キャベツ丸々1玉を買っていろいろなメニューにアレンジするなど工夫しました。おかげで、見事に食費を月2万円以内に抑えることに成功!
前の月に、1カ月で3kgと体重の増加幅が大きいことを医師に指摘されていました。しかし、節約を始めてお菓子などの間食を減らしてからは、増加が落ち着き、「これくらいだと安心ですね」と褒めてもらうことができました。
私は妊娠後期になるとつわりも落ち着いていたので、ついつい甘いものを食べてしまっていました。節約をすることでお菓子などの無駄な食費を抑えることができ、肉や野菜をバランス良く摂る健康的な食事になりました。過度の節約はストレスを感じてしまう可能性もありますが、無理のない範囲で無駄な出費を防ぐことで、楽しく健康的な妊婦生活を送ることができました。
著者:中川ようこ
一男の母。出産を機に仕事を退職。現在はイラストやコラム執筆など在宅で仕事をしつつ、育児に奮闘中。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。