病院からの帰り道、ルナさん夫婦は頭が真っ白になり……?
「赤ちゃん?私…?」究極の選択を迫られて
妊娠の継続を望むルナさんに対し、夫は「まずは乳がん治療を優先してほしい」と訴えます。しかし、ルナさんは「赤ちゃんだけは絶対にあきらめない」ときっぱり拒否。
母体を案じる夫と、わが子を守りたいルナさん――夫婦の意見は平行線のまま、深い溝が生まれてしまいました。
乳がん治療には、妊娠時期を問わず胎児に影響するものと、妊娠初期(1〜4カ月)にだけ影響が大きいものがあります。抗がん剤や手術時の麻酔薬は妊娠初期では胎児へのリスクが高いものの、中期・後期に入ると悪影響を及ぼす可能性は低くなるとされています。一方、ホルモン療法・分子標的治療・放射線療法は妊娠中のどの時期でも胎児に影響を及ぼす恐れがあるため、通常は出産後におこないます。
気になることがあれば主治医に相談し、治療方針は家族とも十分に話し合いながら、最善と考えられる選択を重ねていきたいですね。
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