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【ビフォー・アフター】50代の悩み「薄毛ロングヘア」が若見えセミロングに変身!美容師の神カット術

50代になると気になってくるのが薄毛。特にロングヘアをキープしたい場合、髪のボリュームが減ると寂しい印象になってしまいがちです。どのようにカバーすればよいのか、実際に50代女性がモデルとなってプロの美容師にヘアカットをしてもらいました。ボリュームアップがかなうブローテクも教えてもらったので、ぜひ参考にしてみてください。

この記事の監修者
監修者プロファイル

スタイリスト末藤 礼さん
美容師/TAYA 丸の内店 主任 トップデザイナー

任せてよかったと思っていただけるよう、一人ひとりのお客さまとの出会いを大切にしている。ヘアだけでなく、海外のヘアショー参加や国内での雑誌撮影など多数のキャリアを持ち、TAYA のトップメンバーが集結するクリエイティブチームにも所属。サロンワークの他に撮影でのメイクも担当。とにかく美容が好き!な美容室TAYA のヘアデザイナー。
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薄毛をカバーしつつ長さをキープするには?

薄毛が気になる女性

 

モデルのHさんは長年ロングヘアを維持してきたものの、最近、頭頂部の髪が少なくなり、分け目が目立つようになってきました。生え癖があり、前髪が割れてしまうのも悩み。髪のボリュームダウンも気になります。ただしヘアアレンジを楽しみたいこともあり、あまり長さは変えたくないとのこと。どのようにヘアカットをしてもらえばよいのでしょうか。

 

今回施術を担当してくれるのは、TAYA丸の内店のトップデザイナー・末藤礼さんです。Hさんのリクエストに対し、「トップに高さをもたせるひし形シルエット」をつくると、髪全体がボリュームアップして見え、若々しいスタイルになるそう。

 

「ロングヘアはひし形フォルムを出しにくいので、鎖骨が隠れる長さにするのがおすすめ」と末藤さん。肩下のセミロングであれば毛先のアレンジも可能な上、はねにくく扱いやすいと言います。Hさんは「ぜひお願いしたい」と25年ぶりのセミロングに挑戦することになりました。

 

どんなふうにカットする?ステップを大公開

ステップ1:毛先は「ぱっつんカット」

50代ヘアスタイル カットの様子

 

毛先はカットの切り口を厚くするようにぱっつんとカット。「裾にボリュームが出ることで毛量がアップして見え、はつらつとした印象になりますよ」(末藤さん)

 

ステップ2:サイドバングをつくる

50代ヘアスタイル カットの様子

 

顔周りのフォルム(インフォルム)をつくるのに重要なのがサイドバング(前髪の横にある髪)。サイドの生え際が隠れるように、これまでよりも少し多めに髪の量を取ることにしました。サイドバングのベストな長さは顔の形により異なるそうで、「Hさんの場合は、あごのラインがきれいなので頬骨下でカットしてバランスを取ります」(末藤さん)

 

ステップ3:分け目が気になる前髪を増やす

50代ヘアスタイル カットの様子

 

はっきり分け目がついてしまうのが悩みだった前髪は、量を増やすことに。前髪の幅を左右に広げるのではなく、頭頂部から前髪をつくっていくのがポイント。「前髪に奥行をもたせると、フロントから見たときにボリュームアップした印象になります」(末藤さん)

 

ステップ4:低めのレイヤーで重さを残す

50代ヘアスタイル カットの様子

 

Hさんは内側の毛がクセ毛ということもあり、膨張しやすいのも悩みでした。「毛量を軽くしすぎるとより膨らんでしまうので、程良く重さを残せるように、表面のレイヤーを低めに入れます」(末藤さん)

 

さらにドライをした後、全体のボリュームを調整し、カットは完了です。

 

 

おしゃれにボリュームアップするブローテク

ポイント1:頭皮をこすりながら根元から乾かす

50代ヘアスタイル ブローの様子

 

ドライヤーの前に、まず洗い流さないトリートメント「オージュア ディオーラム エンゲージセラム」(ミルボン)を塗布。1~2プッシュ程度を手に取り、膨らみやすい髪の内側の毛からなじませます。さらに耳上から毛先まで伸ばしたら、最後にハチ周りからトップにつけていきます。

 

乾かすときは、根元を立たせるようにドライヤーを当てることが第一。そのためには、ドライヤーを持っていないほうの手を大きく動かし、頭皮をこすって髪の毛をちらすようにしながら風を当てていくのがコツ。「まんべんなく風を当てることで、根元がふんわりと立ち上がります。全体が乾いてから、ブラシを使ってブローをしていきます」(末藤さん)

 

ポイント2:ブローは2ブロックに分けて膨張を防ぐ

50代ヘアスタイル ブローの様子

 

髪の広がりが気になる場合は、内側の毛が膨らんでいる場合が多いとのこと。「髪の毛を外側と内側の2ブロックに分けて、内側からしっかりブローをすると落ち着きやすくなりますよ」(末藤さん)

 

ポイント3:毛先は外はねで今風に

毛先をトレンドの外はねにすると若々しさがアップ! まずは毛先をヘアアイロンで1回転ずつ外巻き(外はね)にしていきます。

 

50代ヘアスタイル ブローの様子

 

さらにサイドの毛も「ひし形フォルム」を意識してヘアアイロンでスタイリング。「ひし形の角をつくりたいところにアイロンを挟み、アイロンを立てた状態で外側に向かって1回転(外巻き)させます。そのままアイロンを少しずつ後ろ(毛先方向)に動かしながら、何度か巻きを加えます。巻き終わったら、アイロンを縦にしたまま髪を外していくのがコツ」(末藤さん)。前髪もヘアアイロンを当ててふんわり仕上げます。

 

ポイント4:オイルで仕上げてパサつきをセーブ

仕上げのスタイリング剤として使用したのは「LOA ザ オイル」。「ドライヤー前のトリートメントと同じように、内側→耳下~毛先、ハチ上の順でなじませます。さらに手に残ったオイルを前髪にもつけるとツヤ感がアップしますよ」(末藤さん)

 

 

若見えセミロングの完成!

50代ヘアスタイル アフター

 

全体的にボリュームアップした印象になり、割れていた前髪も下ろせるように。気になっていた分け目も目立たなくなりました!

 

50代ヘアスタイル アフター

 

「ヘアカットだけでここまで変わるのはびっくり。サイドに動きがあるとないのでは、年齢の印象も違いますね」とHさん。薄毛は適切なカットとスタイリングで十分カバーできます。美容師さんと相談しながら、自分に合ったスタイルを見つけてみてはいかがでしょうか。

 

編集部まとめ

末藤さんによると、「ひし形シルエット」は視覚的にリフトアップして見えるメリットがあり、長さにかかわらず取り入れると良いそうです。髪の毛の乾かし方やスタイリング剤の使い方なども若見えのための大切なポイント。ぜひマネしてみてくださいね。

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

 

 

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取材・文/中澤夕美恵(52歳)

出版社、編集プロダクションを経てフリーになって約20年。2021年よりスポーツジム通いに目覚め、せっせと運動に励むもののほぼ減量しておらず、ズッコケる。いつか痩せると信じて今日もジムへ……。

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