双子を連れて、いつもと違う公園へ
「気分転換に、たまには違う公園に行ってみよう!」と近場の公園をスマホで検索し、双子をベビーカーに乗せて出発しました。20分ほど歩いて到着したのは、大型遊具やブランコ、乳児向け遊具、広い原っぱまでそろったにぎやかな公園。
春休み中ということもあってか、公園では大勢の子どもたちが遊んでいました。この楽しい雰囲気に双子が大はしゃぎして走り回ったら、私ひとりで追えるだろうか……と、一気に不安な気持ちに……。
予測不能の動きに大パニック!
とはいえ、せっかく連れてきたし、双子も早く遊びたそうにしています。ベビーカーから双子を降ろすと、案の定、興奮した2人はそれぞれ違う方向へ猛ダッシュ!
「この公園に来たのは間違いだった……」と、到着5分で早くも後悔することに。散らばる双子を見失わないよう必死に目で追い、走り回りながら対応するものの、自由に遊ばせてあげられない状況 に焦りと疲れが募っていきました。
息子がいない…!背筋が凍った瞬間
娘がすべり台で遊び始め、頂上の部分で「ママ、たすけて!」と声を上げました。そして娘に気を取られていたその一瞬の隙に、すぐそばにいたはずの息子の姿が消えていたのです。
娘を抱っこしながら、公園内を駆け足で探すこと5分ほど。心臓がバクバクして「なんで気分転換なんて思ったんだろう……」と後悔し、すっかりへとへとになってしまった私。
その直後、広場で鳩を追いかけて遊んでいる息子を発見! 無事でホッとしたものの、私ひとりではこの広大な公園で双子を追うことはできないと判断し、早々に帰宅することにしました。
この出来事を通して学んだことは……
・ワンオペのときは慣れた公園に行くこと
・新しい公園は夫がいる休日にチャレンジすること
・子どもを見失わないように目立つ色の服を着せること
後日、いつもの公園に行くと、双子は慣れた遊具でのびのびと遊んでいました。「新しい公園に連れて行ってあげたい」というのは、親の自己満足だったのかもしれません。なじみのある公園でも、子どもたちは十分楽しめるのだと実感した出来事でした。
著者:野中 まゆ/30代女性。2022年生まれの男女双子の母。13年保育士として勤務。出産を機に退職し、現在は保育士経験や自身の子育て体験をもとに、在宅で執筆業務をおこなっている。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年5月)
※AI生成画像を使用しています