ネギに油をジュッ!その手があったかと驚くラーメンアレンジ
TBS系列『プロフェッショナルランキング』の「プロ御用達ランキング」で紹介されていた「サッポロ一番塩らーめん」のアレンジを作っていきます。
その名も「名店中華風ネギそば」。アレンジの考案者は東京・自由が丘の中華料理店である『爆香房(ばっかぼう)』オーナーシェフ・服部暁彦さんです。
「サッポロ一番塩らーめん」は、番組で一緒に発表された“一流シェフが選ぶインスタントラーメンランキング”で第1位。
国内だけで1000種類以上あるというインスタントラーメンの中から選ばれた名品中の名品で、シンプルでアレンジがしやすいことが評価されました。
追加で用意する材料はネギ、酢、油だけ。多くの人が一度は食べたことのあるあの味をプロの料理人がどうアレンジしたのか見てみましょう!
服部暁彦さん「名店中華風ネギそば」のレシピ
材料(1人分)
・サッポロ一番塩らーめん…1袋
・長ネギ(白い部分)…1/2本
・酢…小さじ1
・サラダ油…大さじ1
・水…500ml
作り方①長ネギを準備する
長ネギは斜め薄切りにしましょう。
ボウルに入れて、付属の粉末スープと酢を加えて和えます。
作り方②麺を茹でる
鍋で水を沸騰させ、パッケージどおり麺を3分間茹でてください。
お湯ごと丼に移します。
作り方③仕上げる
麺の上に長ネギを盛り付けます。
フライパンでしっかりと熱したサラダ油を長ネギの上に回しかけて「ジュッ」と音がしたら完成!
サッポロ一番の魅力が倍増したメリハリのある味
トッピングが濃い味とはいえ、スープはお湯。しかも長ネギは生のまま……。「本当にこれで大丈夫かしら」と思いましたが、無駄な心配でした!
長ネギを汁に浸しながら食べるとバランスが取れて、意外にもまとまりのある味。
粉末のパンチが強く、食べる場所によって濃淡があってユニークです。
お湯に溶かして飲むより、粉末から直接味を感じることでサッポロ一番のスープの持つ複雑さが際立ちます。
熱々の油をかけたのでネギ特有の辛味はほぼなく、ほどよくシャキシャキ。
少し味が染みた長ネギは漬物っぽくもあり、酸味で引き締まってよい意味でインスタントラーメンっぽさが薄くなります。
具なしで一杯食べきるのは飽きそうだと思っていましたが、このレシピは徐々にサッポロ一番に近づいていく過程も楽しめます。
最後はサッポロ一番のホッとする味も味わえて一石二鳥でした!
ちょい足しトッピングするなら?
付属の切り胡麻を振りかけると、お馴染みのサッポロ一番らしくなります。
より中華風味をプラスしたい方は、胡椒やラー油もおすすめ。長ネギにかけたサラダ油をごま油に変えてみるのもよさそうです。
一手間かけて名店風アレンジで食べてみて
あっと驚くような調理法で、想像以上にガラッと印象の違う一杯になりました。
アレンジをしたことで、シンプルと言われている味がいかに奥深いのかを感じることができます。
長ネギと「サッポロ一番塩らーめん」が揃ったら、このアレンジをぜひ試してみてくださいね。