目玉焼きに「あの粉」かけて!
味の素の公式サイトにある「うま味調味料『味の素®』の使いこなし」というコーナー。
こちらには、味の素の愛用者たちが考案した味の素のテクニック、通称”AJIテク”が多数寄せられています。
その中で目を引いたのが「味の素を目玉焼きに少しふりかける」というもの。
「コレだけで超高級たまごを使ったみたいに美味しくなる」「コクが出て、味が変わります」などたくさんのコメントが寄せられていました。
今まで、たまごかけご飯にふりかけたことはあっても、なぜか目玉焼きにかけたことはなかった筆者。
そんなに美味しくなるなら、試さない理由がありません!
味の素公式・AJIテク「目玉焼き&味の素」
コメントを見ると、人によって味の素の使用方法が異なるよう。
今回は下記の3パターンで作ったものを食べ比べてみます。
①フライパンに入れた直後の白身に味の素を溶かし込む
②半熟の黄身に味の素と醤油をかけて混ぜて食べる
③味の素を溶かした水を入れて焼く
使うのはスーパーで売られている、ごくごく一般的なたまごです。
テク①フライパンに入れた直後の白身にかける
フライパンにたまごを落としてすぐの白身に、味の素を少々かけました。
たまごの美味しさというと、ついつい黄身に目が行きがちではないでしょうか。
しかし、この目玉焼きを食べてびっくりしたのが白身の味の濃さ。やや淡白なイメージの白身に、まさかの深みが生まれているんです。
全体に味の素が馴染み、白身だけでなく黄身もほんのり味が引き立ってます。
特に半熟の黄身との一体感が増して、なんだか完成された味!すごい!
普段作る目玉焼きには必ず塩こしょうをかけますが、気付けば味の素だけで完食してしまいました。
テク②半熟の黄身に、味の素と醤油をかける
次は出来上がった目玉焼きの黄身をめがけて、味の素と醤油をふりふり。
これは絶対ご飯だろうと思い、炊き立ての白ご飯にオンしました。
黄身を割って食べると、濃厚なコク。とろけるような舌ざわりの中に、味の素のうま味がじわ〜っと染み渡ります。
高級和食屋のたまごかけご飯のようなワンランクアップした美味しさです。
醤油の塩味と香りが合わさった半熟の黄身は、うま味ソースそのもののよう。これは、もう手が止まりません。
テク③味の素を溶かした水を入れて焼く
フライパンに味の素を溶かした水を入れると、油と合わさってかなりハネたので、フタをして焼きました。そのため、黄身が白っぽくなっています。
水分を含んでいるためか、他の物と比べるとふんわりした仕上がり。
白身に出汁のような深みが加わっていて、普通の目玉焼きよりも味が内側から出てくるような印象があります。
むろん、黄身も濃厚。直接かけたときと比べて、全体にやさしいうま味が加わっています。
【番外編】茹でたまごはどう?
目玉焼きが美味しいなら、きっと茹でたまごも!ということで試してみました。
すると、こちらもまろやかでコクのある味わいに変化。
しかし、正直なところ、粉っぽさが少し気になりました。
目玉焼きの場合は熱と油で味の素がよく馴染みますが、茹でたまごにちょんとつけるだけだとザラつきが感じられます。
また、うま味調味料特有の甘さが前面に出るので、シンプルな塩のキレや辛みを求めている人は、ちょっと違うと感じるかもしれません。
これからは欠かせない
最初は「ほんのひとふりでそんなに変わる?」と疑っていたのですが、ここまで目玉焼きがレベルアップするとは……!
個人的には、特に白身の味がアップした「フライパンに入れた直後の白身に溶かし込む」方法がお気に入りです。
今夜のおかずに、明日の朝ごはんに、ぜひ魔法のひと振りをしてみてくださいね!