2018年も「赤ちゃんの名前ランキング」が発表されました。男の子の名前に使われる漢字ランキング第1位は「太」でした。たくましいイメージで、名前の止め字としても使いやすく人気なのはうなずけます。「た」と読むのが一般的ですが、調べてみると「~た」といったように、止め字で使われている名前が、名前ランキングと名前のよみランキング、両方に多く挙がっています。今回は、名前ランキング100位のなかから「た」止めの名前TOP10を紹介します。
1.陽太(ひなた、ようた)
「太陽」の文字をひっくり返していることから、ふりそそぐ太陽のように明るく前向きで、周囲の人も元気づけてくれるような、はつらつとした男の子のイメージです。
2.奏太(かなた、そうた)
「はるか彼方」などの意味の「かなた」というよみと、音を「奏でる」の意味をあわせ持った、魅力的な名前。「奏」のよみを「かな」だけでなく「そう」と読ませた名前も人気です。
3.陽向(ひなた)
「陽」には「ひな」、「向」には「た」の読み方はありませんが、「日向(ひなた)」から発想した当て字名前。「太」や「汰」を使わないことで、また印象が違ってきますね。太陽に向かって大きく成長していってほしいという願いが込められます。
4.新(あらた)
ランキング100位に入った「~た」というよみ方の名前で唯一の一字名。書いたときの見た目にすっきりした印象があるだけでなく、何事にもチャレンジしていく、可能性が広がっていくイメージがあります。
5.瑛太(えいた)
俳優の瑛太さんの影響か、ここ最近人気が高い名前。「瑛」の字は透明な美しい石、玉の光などの意味があり、明るく高貴な印象の名前に。
6.蒼大(そうた)
俳優の福士蒼汰さんの影響もあり、「そうた」という読みの名前は人気。「蒼」という字は、深みと透明感があるイメージから、男の子にも女の子にも人気があります。
7.颯太(そうた)
ここ何年もずっと人気上位の漢字「颯」を使い、響きもさわやかな印象の名前。風が吹き抜けるような、元気で活動的な男の子のイメージです。
8.陽大(ひなた、ようた)
1位、3位にも挙がった「ひなた」の別バージョン。「大」の字を使うことで、雄大さ、おおらかさを感じさせる名前になります。
9.奏汰(かなた、そうた)
2位の「かなた、そうた」の別バージョン。「汰」には選びわける、悪いものを取り去るという意味があり、潔さや誠実さのイメージが込められます。
10.翔太(しょうた)
大空を羽ばたく「翔」と、たくましいイメージの「太」が合わさった、男の子らしさいっぱいの名前。「しょうた」という読みも呼びやすく、元気いっぱいの男の子の印象です。(TEXT:ムトウハルコ)