母親との関係性はマザコンではなくて…
電話の奥から聞こえた、ナツキのお母さんがナツキに「サラって呼んで」と名前呼びを強要するような発言。
ナツキから「コウキ、一旦切るわ」と、わざと知らない男性の名前で呼ばれ電話を切られた私。もしかして犯人って……私は鼓動が速まるのを感じました。
蝉川くんから「店長にも話すから、明日早く出勤してほしい」とメッセージが届きます。クレーマーの目処がついたことで、もう関わらないほうが良いのではないかと思いつつも、どうしても気になることがある興梠さん。
「お母さんに指輪あげたことある?」
前に、蝉川くんの母親が興梠さんに自慢していた母の日にもらったという『指輪』について、蝉川くんに尋ねます。
すると、蝉川くんは指輪を贈っていないとわかり、母親が子離れできていないのだという結論に行き着いたのです。
「私、今日辞めます」
そして翌日、アルバイト先に向かった興梠さんは、店長に辞めると申し出たのでした。
蝉川くんの母親とは、これ以上関わるべきではないと考えた興梠さん。蝉川くんから事情を聞く前ではありますが、身の安全を第一に考え、一刻も早くアルバイトを辞めるという決断に至ったのは間違いではなさそうですね。
人間関係においては、「相手を知ること」よりも、「相手と距離を取ること」のほうが、最善の場合もあります。興梠さんは、これまで見えない誰かから向けられる敵意に、不安な日々を過ごしてきました。だからこそ、まずは自分自身の安全を確保して、平穏な生活を取り戻してほしいですね。
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