「お父さんを焼かないで!!」火葬直前、心が張り裂けそうに #預金資産ゼロの父が倒れた話 194
「預金資産ゼロの父が倒れた話」第194話。2児の母でありヲタクであるエェコさんによる、お父さんが倒れたときの話を描いたマンガを紹介します。
エェコさんのお父さんは脳の病気で倒れ、リハビリ院に入院。記憶力低下が顕著で預金も資産もない状態だったので、生活保護を申請して支給金を受けることに。
介護施設に入所後、医師からもう回復は望めないと言われ、お父さんは要介護度は4に。そこに「自然に死なせて」というお父さんの意思がありました。新型コロナ対策で面会謝絶が続く中、ついに深夜に訃報が到着。遺体が横たわる病室で、つらい思い出より楽しい記憶があふれて、「ずるいなぁ」とボロ泣きしたエェコさん。火葬は3週間後となり、少人数の家族や親しい人のみで、故人を直接火葬場に送り火葬だけをおこなうシンプルな葬儀を選びました。一方、葬儀までに位牌と仏壇を買おうと決心し、某大手通販サイトで試しに検索してみると、文字入れも含めてお手ごろ価格で位牌と仏壇が販売されていました。エェコさんはありがたくそのまま購入し、次は喪服を用意。そうして3週間後。病院からのお見送りを終えて、子どもたちと火葬場へ。簡素ながらも、自分ひとりだけでなく孫たちがいる中で葬儀ができることに、エェコさんは涙しました。
お焼香も終わり、最後の「拝顔」のとき。娘のナナちゃんが「怖い!」と猛烈な拒否反応を示しました。元気なころのお父さんしか知らず、変わり果てた姿を前に戸惑うのも無理はありません。これが、身近な人の「死」を初めて経験する瞬間だったのです。
いよいよ火葬








娘をなだめた後は、本当にもうお別れです。父を入れたお棺が炉の中に入れられ、真っ暗な闇の中へと吸い込まれていきました。
思わず私は、心の中で叫んでいました。「やだ!! お父さんを焼かないで!!」と……。
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「火葬」では当然ですが、お棺ごとご遺体もすべて焼かれてしまいます。炉の前に取り残されるときの言いようもない寂しさ、怖さ、悲しさ……。エェコさんのように絶叫したくなる気持ちは、遺族なら誰もが経験したことがあるのではないでしょうか。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
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