声をかけてきた老夫婦
当時、息子が大好きなアニメのキャラクターのおもちゃが子ども向けセットについてくる時期だったため、息子はワクワクしていました。
子どものセットを注文して、受け取って席に着くと、息子は食事そっちのけでおもちゃの袋を開けはじめました。5種類ほどのおもちゃがあったのですが、どうやら欲しかったおもちゃとは違うものだったらしく、泣き出してしまいました。
「おもちゃはおまけだから」「また今度来ようね」となだめても、「また今度来ようね」となだめても、息子の泣き声はどんどん大きくなっていくばかり。周囲の人が迷惑そうにしているのに気づき、私はどうしていいかわからなくなってしまいました。
すると、近くにいた老夫婦がじっとこちらを見ているのに気がつきました。そして女性は「どれが欲しかったの?」と息子に言いました。
息子が泣きながら答えると、なんとその方は「実はたくさん食べられないから私たち、子どものセットを注文したの」「よかったら、どうぞ」と言っておもちゃをくださったのです。それは、息子が欲しがっていたおもちゃでした。
息子は手に取るなり泣き止んで、笑顔になりました。混雑したランチタイムで、泣き止まない息子にどう対応すればいいか焦っていた私は、お2人への感謝の気持ちでいっぱいに。私はお2人にお礼を言いました。そして、息子に「おもちゃは選べないよ」と、ひと言伝えておくべきだったなと反省。見知らぬ人のやさしさに感謝するとともに、子どもと出かけるときには、ちょっとした準備や心構えがやっぱり大切だなと実感した出来事でした。
著者:望月凜乃/30代女性/わんぱくな2人の息子の母。パートでス―パーマーケットに勤務。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年5月)
※AI生成画像を使用しています
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