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自称エリートの夫「稼いでる俺のほうが偉い!」家政婦扱いされ頭にきて立場逆転!私のほうが偉いけど?

結婚して私が専業主婦になったとたん、夫の態度が激変しました。自称エリート会社員の夫は私に「俺のために、家政婦のように働け」と言ってきます。実際の扱いは、家政婦よりもひどく、奴隷のように扱われる毎日で……。

最近、帰りが遅い夫。稼ぎのない私のために頑張って働いていると、恩着せがましく言ってきます。出張も多く、滞在するホテルや接待のレストラン予約も私にさせるのです。夫の会社では自分で予約して、後から会社に申請するスタイルのようなのですが、本当に毎回出張なのかどうか……。

 

もちろん、義母への対応も私に任せっきり。私は結婚前から義母には気に入られておらず、なにかと嫌みを言われ、会うたびにいびられます。そんな義母の相手をひとりでしなければいけない私の気持ちなんて、夫は何ひとつ考えてくれません。

 

稼いでいるほうが偉いと言うのなら…

夫は何か気に入らないことがあると、「無職のくせに」「無職が偉そうに」と専業主婦の私をバカにしてきます。

 

「1円も稼いでいない分際で家事もまともにできないのか」「誰に養ってもらってると思ってる? 俺を敬え。文句を言うな」などと言ってきますが、私は夫のためにすべてをひとりでこなしています。夫の生活を支えているのは私。そこまで言われる筋合いはありません。

 

あまりにひどい夫の態度に耐えかね、私は夫に仕事復帰を願い出ました。結婚前に働いていた弁護士事務所から、戻ってこないかと声をかけてもらったのです。夫は、「弁護士事務所って言ったって、ただの事務員だろ。復帰したところで俺より稼げないくせに。好きにしろ」と言われました。

 

それから、数カ月。私が仕事に復帰してもなお、夫の態度は変わりませんでした。それどころか、自分のほうが会社での立場が上だとか、稼いでいる自分のほうが立派な仕事をしているだとか、仕事でマウントを取られるように。

 

ある日、夫が会社の同僚たちを家に連れて帰ると連絡してきました。急に連絡してきて、豪華にもてなせと言う夫。しかし、私は仕事が立て込んでいたため夫の要求を拒否。すると……。

 

「稼ぎの低いお前に拒否権はない! 黙ってご主人様の言うことを聞け!」
「稼いでいるほうが偉いんだよ!!」

またも、稼ぎでマウント。しかし、夫が言うように『稼いでいるほうが偉い』というのなら、立場は逆転します。今はもう、仕事復帰した私のほうが絶対に稼いでいます。

 

「じゃあ、私のほうが偉いから黙って言うこと聞いてもらっていい?」
私の稼ぎは、夫の2倍以上もあると教えてあげたのです。私のほうが稼いでいるのだから、私のほうが偉い。そのため、夫の言うことは聞かないと言い返しました。

 

「え?」
私の発言をハッタリだと言って信じない夫。それは私をバカにして事務員だと思っているからです。

 

仕事復帰して反撃開始!

実は、夫と結婚する前の私の職業は弁護士。夫とは婚活パーティーで出会いました。私は夫と出会う前から婚活をしていたのですが、婚活パーティーで自分の職業を言うと、いつも男性から引かれてしまっていたため、弁護士だと言わないようにしていたのです。

 

夫と出会ったときも、私は弁護士だとは言いませんでした。夫は、結婚したら仕事を辞めて家庭に入ってほしいと言っていて、私も仕事を辞めてもいいと思っていたため、私は夫の希望通り仕事を辞めて結婚。専業主婦になりました。

 

そもそも、女性というだけで自分より立場が低いと考える夫は、まさか私が弁護士だったとは考えもしなかったのです。私も結婚したとたん、夫から奴隷のように扱われるなんて考えもしていませんでしたが……。

 

立場が完全に逆転してから数日。私は家事も夫の世話もまったくしなくなりました。当たり前ですが、夫が今まで私がしてきたように家事をこなせるはずがなく「手伝ってくれ」と言われますが、すべて拒否する私。

 

「どうして手伝ってくれないんだ。俺だって働いているんだ」と言ってくる夫ですが、私が仕事復帰してからも、夫はまったく家事をせず、毎日文句ばかり言っていました。どうしてと言われても、ただ立場が逆転しただけ。私が手伝う必要はないはずです。

 

ある日は、残業を言い訳に手伝いを求めてきた夫。本当に残業なのか疑問です。「残業なんて嘘でしょ。不倫相手と会うんでしょ? もう家事もしなくていいわ。離婚しましょう♪」私は、離婚を告げました。

 

私をバカにしていた夫に罰が…

しっかり証拠もそろっています。私は仕事復帰する前から、夫の不倫に気づいていました。しかも夫の不倫相手は複数人いるのです。結婚前から付き合っていた女性、会社の同僚、夜のお店の女性……中には既婚者の人もいました。

 

私が弁護士だと知って、関係を整理したようですが、不倫していたという事実はなかったことにはなりません。離婚は勘弁してほしいと懇願してくる夫は、「弁護士の仕事は大変だろう、本当に尊敬する! これからは俺がお前をサポートする側に回る!」と言います。

 

あれだけ私のことをバカにして、ひどい扱いをしておいて、私が弁護士だと知ったら手のひら返し。どんなに謝られても、不倫を解消されても、許せないものは許せません。

 

ほどなくして正式に離婚し、私は夫に複数の不倫に対する慰謝料を請求。その後、夫は会社に複数人との不倫がバレ、弁護士の妻に追い込まれたという噂が知れ渡り、自ら会社を退職。今は借金に苦しむ毎日のようです。実家に戻り、アルバイトを掛け持ちしてなんとか義母を養っていると風の噂で聞きました。

 

一方私は、弁護士としてバリバリ働く毎日。シングルには戻りましたが、今は充実感でいっぱいです。次に出会う人はそのままの私を受け入れてくれる人がいいと、今回の件を通じて学びました。時間はかかっても、支え合える素敵なパートナーを見つけたいです。

 

◇ ◇ ◇

 

夫婦は、収入の多寡で上下関係が決まるものではありません。相手を尊重せず、支配しようとする関係はいつか破綻してしまいます。お互いを思いやり、支え合い、困難を共に乗り越えていける対等なパートナーこそ、本来あるべき夫婦の姿。今度はそんな素敵な方と出会えるといいですね。

 

 

【取材時期:2025年5月】
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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    ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

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