帰省後に悲劇が…
玄関のドアを開けた瞬間、ムワッとした湿った夏の空気とともに、鼻を突き刺すような強烈な刺激臭が一気に押し寄せてきました。まさに「うっ」と息が詰まるほどの異臭。私は普段から、防犯のために換気は控え、戸締りを徹底していました。そのせいもあり、密閉された室内はまるで悪臭の温室状態。何のにおいか見当もつかず、恐る恐る部屋の奥を探っていきました。
そのにおいの発生源は……冷蔵庫の中でした。思い出したのは、帰省前夜のこと。「ああ、あの鶏肉…!」。私はその晩、スーパーで安売りされていた鶏肉を買って、料理しようと冷蔵庫に入れていたのです。しかし、急きょ帰省が決まり、そのまま置いてきてしまっていたのでした。
耐えられない異臭に
冷蔵庫を開けた瞬間、鼻の奥に突き刺さるようなアンモニア臭が部屋中に充満し、後悔の念とともに軽くめまいを覚えました。中を見る勇気はなかったものの、放っておくわけにはいかず、すぐに近くのスーパーで強力そうな洗剤を何種類も購入。マスクで完全防備をし、窓も換気扇も全開にして掃除を始めました。
冷蔵庫の中身はすべて処分し、庫内は買ってきた洗剤で徹底的に清掃。部屋中に染みついたにおいを消すため、消臭剤の強力タイプを1本丸々使い切りました。
鼻が慣れただけ!?
翌日には少しずつにおいも落ち着いてきましたが、それは単に私の鼻が慣れてきただけかもしれません。結局、しばらくは友人を家に呼ぶこともできず、毎日換気と消臭、布類の洗濯を繰り返す日々が続きました。
あの出来事以来、私は「鶏肉は買ったらすぐ使う。無理なら冷凍」を徹底しています。生ものは、傷むと信じられないほど異様な色になり、耐えがたい悪臭を放つ……。その恐怖が、今でも忘れられません。
まとめ
夏、密閉空間、そして腐敗。この3つがそろうと、ここまで部屋ににおいが染みつくのかと痛感した体験でした。あの悪夢を繰り返さないためにも、私は冷蔵庫の中身を常に把握し、食材は必要な分だけ購入するようになりました。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:小山ももこ/20代女性・会社員
イラスト/山口がたこ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年5月)
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