夫が激変
結婚後、夫は「嫁」としての役割を私に押し付けるように……。ある日、義母の手伝いを頼まれたのですが、仕事のため断ると、夫が激怒。彼は私のフリーランスで在宅という職業を軽んじ、「嫁なら夫の家族を優先しろ」と言い放ったのです。
私は自分の仕事のことを説明したのですが、夫はそれを認めず、「稼ぎ頭」である自分に従うべきだと主張。そのうち私は言い返すこともとがめられ、義母や実家暮らしの義兄から、人格を否定されるような言葉を浴びせられました。そして、無理やり義実家の頼まれごとを受け入れさせられることに。
そんな中、突然夫は、「実家との同居」を決定事項として通告してきました。おまけに近々、義実家がうちへ引っ越してくる準備を進めているというのです。
事前に相談もなかったことに私がショックを受けていると、夫は「家族なら当然。嫌がるお前は冷たい女だ」と批判。さらに、過去に義母から罵倒されたことや義兄からの理不尽な要求を訴えても理解を示さず、「反抗するなら離婚だ」と脅し始めたのです。
結婚当初とまったく違う態度に私の心は限界に達しつつありました。
いきなりの…
それから約1カ月が経過。同居の話はまったく出なくなったのですが……。夫からいきなりこんなメッセージが届きました。
「夕飯はご馳走にしてくれよ!」
「同居する俺の家族の引っ越し祝いしようぜ!」
「勝手にやれば?」
これを見た私は、静かに別れを告げました。「私は辞退する。もうあなたとは一緒に住まない。家を出る」と宣言したのです。
すると夫は、「何を言っているんだ、離婚は認めない。お前は年老いた俺の親を見捨てる気か? 同居が嫌だから離婚だなんてありえない」と言うので、私は反撃に出ました。
証拠もある!
「理由は他にもある。あなたの不倫の証拠があるから、離婚は簡単だよ」と書くと、慌てた様子の夫から、すぐに電話がかかってきました。
「な、何の話だ……」
「結婚してからあなたの態度が180度変わったからね、おかしいと思って調べたんだよ」
さらに、彼が主張していた「稼ぎ頭」という立場も逆転していたことを明かしました。
「ちなみに今月の給料は私のほうが多かった。ってことは、大黒柱になった私の言うことをそっちが聞いてくれるんだよね?」という皮肉と合わせて、離婚と慰謝料の支払いを一方的に言い渡したのです。
その後、夫とは離婚が成立。さんざんゴネて弁護士のお世話になりましたが、不倫の証拠が決定打となり、慰謝料もしっかり受け取りました。どうやら彼は、結婚前から同居をもくろんでいた様子。おとなしいタイプの私なら拒絶はしないと考えていたようで、最初から私を見下し、家政婦扱いしようとしていたのです。これにはがくぜんとしましたが、早くに彼の本性が判明してよかったとも思っています。
あんな人たちのことは忘れて、私は自分の人生を充実させるために前を向いて生きていきたいです。
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毒義実家といきなり同居は厳しいですよね。何より妻への愛情も尊敬も感じられない夫には幻滅……。しかも不倫までしていたので救う余地なし。別れて正解、これからの人生を満喫してくださいね。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
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