にんじんが長持ちする保存方法
にんじんがしなびてしまう一番の原因は「乾燥」です。
買ってきた状態のままビニール袋に入れて冷蔵庫へ、というのは実はNG。
ひと手間かけるだけで、鮮度が格段に長持ちします。
にんじんの乾燥を防ぐ「正解の保存方法」
まず、にんじんを1本ずつキッチンペーパーで包みます。こうすることで、乾燥を防ぎつつ、余分な湿気は吸収してくれます。
包んだにんじんをポリ袋や保存容器に入れ、冷蔵庫の野菜室で「立てて」保存します。にんじんが育った環境に近い状態で保存することで、ストレスが減って長持ちします。
この方法で、1週間は鮮度の良い状態を保つことができます。
食べて良い状態と食べてはいけない状態
冷蔵庫のにんじん、これはまだ食べられる?と迷うことがありますよね。
鮮度劣化しているがまだ食べられる状態から危険な状態まで、見分け方を覚えておきましょう。
食べても大丈夫なにんじんの状態
・しなびている
水分が抜けているだけなので食べられます。
・表面の黒ずみ
にんじん表面の部分的な黒ずみは、ポリフェノールによる変色です。
硬さに問題がなければ、皮を少し厚めに剥けば問題なく食べられます。
・中がスカスカ(すが入っている)
切った時に中心部に空洞ができている状態。
長期間の保存などで起こりますが、腐っているわけではありません。
食感は落ちるので、煮込み料理やスープ、すりおろして使うのがおすすめです。
危険!食べてはいけないにんじんの状態
以下のような状態のにんじんは、雑菌が繁殖して腐敗しているサインです。
絶対に食べずに廃棄してください。
・ぬめりがある、ブヨブヨしている
・酸っぱい、異臭がする
・カビが生えている
しわしわになったにんじんを復活させる方法
皮がシワシワになり、少し曲がるくらいにしなびてしまったにんじん。
上に書いた通り、これは腐っているのではなく、単に水分が抜けてしまった状態です。
なので、捨てるのはまだ早いんです。
そのまま料理に使っても全く問題はありませんが、シワが気になったり、食感が良い方が良い場合は、以下の簡単な方法で復活させることができます。
- ボウルや保存容器に水をはる
- しなびたにんじんを丸ごと浸す
- そのまま一晩冷蔵庫に入れておく
これだけでにんじんが水分を吸収し、驚くほどハリとツヤを取り戻します。
復活したにんじんは、生でサラダにするのもおすすめです。
"にんじんのアレコレ"正しく理解しておいしく長持ち
今回の記事では、
・にんじんをシャキッと長持ちさせる保存方法
・しなびたにんじんの復活方法
・食べられない危険な状態
について解説していきました。
ぜひ今回紹介した方法を使って、にんじんをたくさん食べていただけると嬉しいです。