夫を育てるのは妻の役目…?
ある日、わが家から車で2時間の距離にある義実家へ、夫と娘、私の3人で連休中に遊びに行くことに。義実家には18時ごろ到着し、夕飯も楽しく済ませました。ところが、夕飯後のティータイムに、1歳半の娘が手を滑らせて持っていたりんごジュースをこぼしてしまったのです。私は慌てて「すみません。すぐに片づけます」と言って、持っていたタオルでフローリングの床と娘の服を拭きました。幸い、リビングの絨毯にりんごジュースはかかっていませんでしたが、娘の服は上も下もぐっしょり。拭いてもぬぐいきれません。
そこで夫が「脱衣所借りてもいい? 着替えさせてくる」と言うと、着替えとおむつを持って脱衣所へ。義母は「どうせこのあと洗濯しようと思ってたから、洗濯機へいっしょに服を入れてもいいわよ」と言ってくれたので、ありがたくいっしょに洗ってもらうことに。
娘の着替えも完了し、お茶も飲み終わったところに、脱衣所から義母の悲鳴が響き渡ります。何事!? と思って私は娘を抱き、夫と義父と共に義母の元へ向いました。するとなんと、洗濯物がおむつのポリマーでぐちゃぐちゃになっていたのです。そこで夫が「ズボンは変えたけど、おむつを捨てるの忘れてた! 本当にごめん。濡れた服といっしょに間違えて入れちゃったんだ」と申し訳なさそうにひと言。
しかし、それを聞いた義母はなぜか私に大激怒。「洗濯物を洗濯機に入れるときは、何か余計な物が入ってないか確認するものじゃない? あなたの育て方が間違ってる!」と私を責めてきたのです。私は急なことにあ然。「……私は育ててないんですが?」とやっとのことで発言すると、義母は「夫を育てるのは妻の役目でしょ!?」とますますヒートアップ……。
すると、見ていただけの義父が「そういえば母さん……。シャツにボールペンを刺したままだった」と言いながら、洗濯物の中からインクが染みだして汚れたシャツを取り出しました。それを見たとたん、義母は意気消沈。「あなたたちを育てなきゃいけないのは……私だったわね……」と静かに洗濯物のポリマーとペンのインクで汚れた洗濯物の処理を始めたのでした。
「夫を育てるのは妻の役目」という言葉を聞いたことはありましたが、実際に言われてかなりの衝撃を受けました。義母の発言にも驚きましたが、確かにまた同じことが起きてしまっても大変なので、夫には洗濯物のポケットや子どものおむつなど、洗濯機に入れる前にはきちんと確認してねと定期的に声をかけるように。夫を育てる立場ではありませんが、同じ失敗を繰り返さないように夫婦でお互い確認しあうのは大切だなと感じた出来事です。
著者:村井あずき/20代・ライター。音が鳴るおもちゃが大好きな1歳半の女の子を育てるママ。夫と2人で初めての育児に奮闘中。娘と一緒に絵本を読むのが大好き。
作画:Pappayappa
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年3月)
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