一度も発言ができなかったハム子ちゃんたちに「不要な生徒は教室から消えろ」と言い放ち、授業中一番に発言した姫子ちゃんは原先生にひいきされ、原先生に褒めてもらうために行動するようになります。
登校拒否気味のハム子ちゃんを迎えに来てくれた姫子ちゃんの心の内は、「登校拒否なんて絶対許さない」「先生にまた褒めてもらわなきゃ」という打算的な考えからでした。
ある日、原先生に不平等だと直接訴えた子が……。
先生の意に沿うことが教室のルールに
毎日、生徒本人が決めた勉強を宿題としてチェックする原先生。
しかし、何の基準で判断しているのか、同じ内容を勉強して褒められる生徒もいれば、けなされる生徒もいます。
それを差別だとひとりの生徒が反発すると、原先生は激怒!
教室を出て行った原先生を呼び戻すべく、姫子ちゃんはその子に土下座して謝ることを指示するのでした。
▼原先生がしていることは、教育ではなく単なる支配です。同じ内容を勉強しても生徒によって評価が異なれば、子どもは何が正しいことなのかわからなくなってしまいます。
教育とは、子どもたちそれぞれの違いを認めながら個性や能力を伸ばしていくこと。教師として子どもを導くべき立場にあるのなら、機嫌や好みで評価を変えるのではなく、子どもたちが自由に考え、挑戦できる環境を整えてあげてほしいですね。
もち田ハム子さんのマンガは、このほかにもブログで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね。