“5分だけ”と決めて、毎日リセット!
「よし、今日は片付けるぞ!」と意気込んで、全部出して一気にやろうとすると……途中で疲れて中断 → 片づけきれずにさらに散らかるという悪循環、ありませんか?
私自身、それで何度も失敗してきました。視覚的にモノがどっさりあると、それだけでやる気が消えていきますよね。
だから今は、1日たった5分の“プチ片付け”を毎日続けるスタイルにしています。
たとえば、使うついでに「文房具の棚1段だけ」「ファイルボックス1つだけ」と、小さな場所を1か所だけ整える。
わが家では、子どもたちも一緒にタイマーを使った「片付けタイム」を習慣にしています。時間を区切ることでゲーム感覚になって、意外とノリノリで片付けてくれますよ。
まだ時間の感覚がないお子さんには、「音楽が鳴り終わるまでに片付けよう!」と声をかけるのも有効的です。
ダラダラと何時間も片付けるのではなく、短時間で集中して行うのがポイントです。
「定位置」を決めれば、探し物ゼロ!
片付かない最大の原因、それは「物の住所が決まっていないこと」。「どこに戻せばいいか分からない=とりあえず置く=散らかる」この流れ、ありがちですよね。
私が実践しているのは、“すべてのモノに住所を与えてあげる”ということ。
収納グッズを買い足す前にまず、【何を】 【誰が】 【いつ使うのか】 を考えて、動線上に“戻しやすい場所”を決めるのがポイントです。
わが家では、子どもそれぞれの「ランドセル置き場」や「教科書・学校で使うもの収納」をまとめて置いて定位置にしています。ひとまとめにおいてあげることで、片付けやすくなり、忘れ物も減らせるので一石二鳥ですよ。
ランドセルは山崎実業の「ランドセルスタンド スマート(6,050円 税込)」、学用品は無印良品の「スタッキングシェルフ」に収納しています。
自分で戻せる仕組みにしてからは、「しまっといてね〜」と声をかけるだけで、自分たちで片付けられるようになりました。
全てのモノに住所があると、家族みんながどこに何があるのか分かりやすくなります。母ひとりで管理することがなくなるので、家事負担も減らせますよ。
見直す時間は「週1でOK」!家族を巻き込もう
「せっかく片付けても、また散らかる……」、そう思う方も多いですが、実はこれ“あるある”です。
大切なのは「片付け直す時間を決めておく」こと。
まだモノが多かったわが家では、週1回だけ“家族みんなでリセットタイム”を設けていました。
子どもたちが学校から早く帰ってきた平日や、土日の午前中に30分だけ、「この引き出しを見直そう」「不要なものないかな?」と一緒に見直す時間を取るようにしていました。
初めのうちは、私も一緒にサポートしながら片付けていましたが、慣れてくると子どもたちだけでできるようになります。
モノが減って整い始めてからは、夕飯前に全てのモノをもとの場所に戻してリセットするようになりました。時間にするとわずか5分ほど。家の中がリセットされると、気持ちもいいし、不思議と家族の関係性もよくなりました。
家族みんなを巻き込むことで、「お母さんが全部やる」から「家族みんなで整える」へ意識が変わるので、自然と“散らかしっぱなし”が減っていく効果も!
慣れるまでは“とりあえずボックス”の活用がおすすめ
慣れないうちは、“とりあえずボックス”を作ってみるのもいいですよ。ダイソーの「フタ付収納ボックス(330円 税込)」のように、カラーボックス1段程度の大きさで、フタが付いているものがおすすめです。
フタがあることで「フタが閉まらなくなる前に片付けよう!」と意識が働きやすくなります。ただし、ずっと入れっぱなしはNG。最低でも週に1度はボックスのなかを空にしてみてくださいね!
「ちゃんと片付けなきゃ」を手放して、暮らしを整える
片付けが苦手な方にこそ伝えたいのは、「完璧じゃなくてもいい」「毎日少しずつやれば大丈夫」という考え方です。
私自身、育児と家事と仕事の毎日で、完璧に片付けるなんてできません。でも、ちょっとしたルールと仕組みを整えるだけで、暮らしは必ずラクに、そして整っていきます。
ぜひ今回ご紹介した方法を、自分のペースで取り入れてみてくださいね。そして「わが家にもできた!」を、ひとつずつ増やしていきましょう。