かいくんとこうたくんにカブトムシブームが到来し、こうたくんは2匹、かいくんは1匹のカブトムシを育てていて、虫を触っている間は仲良く過ごせていました。
ところが、かいくんがパパと一緒に探して、新たに捕まえたカブトムシをこうたくんに見せると、「それ、ちょうだい」と言われてしまいます。
かいくんがキッパリ断っても「ほしい!」「ちょうだい!」「かせ!」とワガママを言い続けるこうたくんに、かかじりさんが注意しますが泣き喚いてまったく聞きません。
そして、わが子が泣き喚いているのに、何もせず、ただ立っているこうたくんママに、かかじりさんは怒りが込み上げ……。
友だちの強い言葉に耐えられなくなって…
静かに抵抗するかいくんに、怒鳴り続けるこうたくん。すると、かいくんはこうたくんの勢いに押されつい「カブトムシをあげる」と言ってしまいました。
そして、虫かごからかいくんのカブトムシを取り出して持ち去ろうとするこうたくん。しかし、かかじりさんがこうたくんの腕を掴み、「ダメよ」と言って許しません。
2人を呼び出したかかじりさんは、かいくんへ「あげたくないならあげても良いとか言わないのよ!」と叱り、こうたくんへは「人の物取ったらダメなんだよ」と注意します。
それまではただ見ていただけのこうたくんママは、かかじりさんに注意されてもなおカブトムシを欲しがるこうたくんを、そそくさと連れて帰っていきました。
『問題は子ではなく親。なのでは?』
かかじりさんはそんなこうたくん親子とは、もう関わりたくないと思うのでした。
感情のコントロールが未熟で、自分の思い通りにならなくて怒るのは、幼いうちはよくあること。しかし、ママがそばにいるのにわが子にしつけをせず、他人に任せるのはいけませんね。自分の子がお友だちのものを欲しがったときや、その逆の立場になったときは、子どもたちの間に入って、かかじりさんのようにしっかり理由を説明し注意してあげることが大切ですね。ただ傍観しているだけのこうたくんママが何を考えているのかわかりませんが、かかじりさんは一度、こうたくんママとしっかり話をすべきかもしれませんね。
かかじりさんのマンガは、このほかにもブログで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね。