女性的な物が好きだった
高校生のころに出会い、交際していた男性。彼は高校生のときからかわいい物が大好きで、メイクやネイルなど美容にも気をつかっていた人でした。そんな彼とは、「大学卒業を機に結婚しよう」と約束をしていたのですが……。
「女性になりたい」
大学卒業がもうすぐというタイミングで、彼から「女性に性転換したい」と打ち明けられました。あまりにも突然のことで、打ち明けられた直後は理解できず、頭が真っ白になってしまった私。彼がもともとメイクやネイルなどが大好きであったことは知っていましたが、まさか「女性になりたい」と言われるとは思っていませんでした。
彼は私のことが好きと言ってくれ、もちろん私も彼のことが好きでした。けれど、当時の私はまだLGBTQ+にそこまで理解がなかったこと、私自身の恋愛対象は男性だったということもあって、今後彼と一緒にいる未来を考えることができなくなってしまいました。そして、私から「結婚はなかったことにしよう」と申し出て、お別れすることになったのです。
彼自身、私に本当の思いを言えず、苦しんでいたのかもしれません。カミングアウトするというのは相当な覚悟が必要だったと思います。そう思うと、私に言ってくれたのは、彼が私に真摯に向き合ってくれたからこそ。
結果的にお別れすることになってしまったものの、私自身、彼との出会いでLGBTQ+について改めて理解を深めるきっかけになりました。今は、彼が幸せに暮らしていることを願っています。
著者:なぎ/20代女性・インフルエンサー。趣味はネットサーフィンと居酒屋巡り。
イラスト:ののぱ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年5月)
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