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「うちの子、卒園できないの!?」入園して1カ月、突然の閉園通告に絶句!悩んだ末、わが家が選んだ道は…?

わが子が満3歳で4年保育を実施している公立幼稚園に入園したのは、4月のこと。楽しい園生活がスタートし、少しずつリズムにも慣れてきた5月のゴールデンウィーク明け、保護者が突然園に集められ、驚きの知らせを受けました。なんと、幼稚園が3年後に閉園するというのです。わが子がこの園を卒園できないという事実を突きつけられ……。

「うちの子、卒園できないの!?」入園して1カ月、突然の閉園通告に絶句!悩んだ末、わが家が選んだ道は…?

 

 

「うちの子、卒園できないの!?」入園して1カ月、突然の閉園通告に絶句!悩んだ末、わが家が選んだ道は…?

 

入園前に知っていれば…

その幼稚園は小規模で、その年の入園児はわが子を含めてたった2人。閉園は3年後と決まっていたため、4年後に卒園予定だったわが子たちだけが、卒園できないことになってしまったのです。

 

最初に浮かんだのは「どうして?」という疑問でした。急に決まったことではないはず。それなのに、なぜ入園前に伝えてくれなかったのか。もし事前に知っていれば、入園を見送るという選択もできたのに……。

 

私の気持ちが顔に出ていたのか、先生からは「確定する前だったため伝えられなかった」と謝罪がありました。

 

せめて、あと1年延長を!

その後、市の職員による説明会が開かれました。閉園の理由は、市の出生数の減少に加え、園舎の老朽化や立地の不便さ、さらに近隣で熊の目撃情報があったことなど、安全面への懸念もあるとのこと。

 

説明会では保護者から「惜しい」「下の子も入れたかった」などの声が次々と上がり、質疑応答は当初、市側との対立のような雰囲気に。やがて「せめて、あと1年延長できないか」という要望に話が移っていきました。

 

卒園できないのは、わが子ともう1人の子だけ。ほとんどの子は卒園できる予定にもかかわらず、ほかの保護者たちが2人のために強く声を上げてくれたことが、本当にうれしかったです。

 

さまざまな意見が出ましたが、残念ながら閉園の時期は変わりませんでした。

 

 

幼稚園と保育園、両方を経験して

結果的にわが家は、最後の1年間だけ別の園へ転園するよりも、年少までの2年間のみ、この幼稚園で過ごすことを選びました。年中になるころには下の子が1歳になる予定だったため、2人一緒に保育園へ通わせ、私も仕事復帰をすることにしたのです。

 

幼稚園の良さは、降園が早く帰宅後も友だちと遊ぶ時間があること。おかげで、卒園はできなかったけれど、小学校に進学しても仲良しの友だちができました。また、行事も多く、親子でたくさんの思い出を共有できたのもうれしかったです。

 

一方、保育園では、家庭ではなかなかできないような工作や、小さな子との関わりを通して思いやりを育みました。親と離れて過ごすことで、自分でできることも増え、大きく成長したと感じています。行事は幼稚園より少なかったものの、その分、家での時間やふれあいを大切にするようになりました。

 

 

当時は不安でいっぱいでしたが、結果的に私自身の仕事復帰も早まり、「幼稚園2年・保育園2年」という選択がわが家には合っていたと感じています。それぞれの園で、わが子がのびのびと過ごし、たくさんの経験を積むことができて、本当によかったと思います。

 

 

著者:佐藤あすか/30代女性。2014年生まれと2017年生まれの姉妹を育てるママ。走るのが大好きな夫と料理じょうずな義母と二世帯同居。パニック障害をきっかけに在宅勤務を始め、子どもたちの応援を力に育児と仕事に向き合う毎日。動画を見ながら子どもと会話したり歌ったりする時間が日々の楽しみ。

作画:まっふ

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年6月)

 

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