一文字ネームとは?
「一文字ネーム」とは、漢字一文字で構成されている名前のことです。シンプルさが魅力で、名前に込められた願いや思いがストレートに伝わるため、近年は男女ともに人気があります。
しかし、パパやママの世代の一文字ネームとは異なり、 昨今では伝統的な漢字でも個性的な読み方をする名前が増えています。古風な印象×現代的な響きの名前は、おしゃれな印象を与えます。それが人気の秘訣かもしれませんね!
人気の「一文字ネーム」は?
2025年上半期には、どのような一文字ネームが選ばれていたのでしょうか。2025年1月~6月に男の子に名付けられた22,438件の統計データから、人気だった一文字ネームTOP20をご紹介します。
1位 碧 (あお、あおい)
2位 律 (りつ)
2位 朔 (さく)
4位 湊 (みなと、そう)
5位 蓮 (れん)
6位 凪 (なぎ)
7位 颯 (そう、はやて)
8位 晴 (はる)
9位 樹 (いつき、たつき)
10位 暖 (だん、はる)
11位 蒼 (あおい、あお)
12位 陽 (はる、ひなた)
13位 柊 (しゅう)
14位 藍 (らん、あい)
15位 想 (そう)
16位 新 (あらた、しん)
17位 悠 (ゆう、はる)
17位 善 (ぜん)
17位 翠 (すい)
20位 仁 (じん)
※( )内は実際につけられていた主なよみ ※2位・17位は同率
近年の男の子の名前では、「古さ」と「新しさ」のバランスが重要視されているように思います。「朔(さく)」「柊(しゅう)」「藍(らん)」「想(そう)」「善(ぜん)」「翠(すい)」などは、古くから大切にされる日本語としての意味と、現代的な響きや呼びやすさが両立しているのが特徴です。
珍しい「一文字ネーム」を一気見せ!
人気の「一文字ネーム」ですが、そのバリエーションはとても豊富です。2025年上半期に名付けられた男の子の名前から、全体で4人以下にしか名付けられていなかった一文字ネームをランダムにピックアップしてみました。
⚫︎洸(こう)⚫︎橙(とう)⚫︎禄(ろく)⚫︎零(れい)⚫︎礼(れい)⚫︎嶺(れい)
⚫︎僚(つかさ、りょう)⚫︎明(あきら)⚫︎穂(すい)⚫︎肇(はじめ)⚫︎宙(そら)
⚫︎壮(そう)⚫︎粋(すい)⚫︎尚(なお)⚫︎舜(しゅん)⚫︎春(しゅん)⚫︎豪(ごう)
⚫︎巧(たくみ)⚫︎快(かい)⚫︎音(おと)⚫︎庵(いおり)⚫︎禪(ぜん)⚫︎瑶(よう)
⚫︎燿(よう)⚫︎燎(かがり)⚫︎滉(こう)⚫︎暉(ひかる、あき、ひかり)
⚫︎團(だん)⚫︎錬(れん)⚫︎瑠(るい)⚫︎力(ちから)⚫︎琉(りゅう、るい)
⚫︎璃(あき)⚫︎頼(より)⚫︎誉(ほまれ)⚫︎徠(らい)
※( )内は実際につけられていた主なよみです。
「明(あきら)」「肇(はじめ)」「巧(たくみ)」「力(ちから)」などは、古くから男の子に名付けられたクラシックネームです。かつてはメジャーな名前でしたが、今では少数派となったようです。
「穂(すい)」「璃(あき)」などは中でも特に珍しい名前で、用いる漢字のメジャーな読み方ではありません。「穂」は「ほ」のよみで、「璃」は「り」のよみで名付けられることが多く、この読み方は意外性があります。
一文字ネームは、その漢字一文字に込められた深い意味と美しさを大切にしながら、現代的な感性も取り入れた名前として、多くの親御さんに選ばれています。シンプルでありながら個性的、そして時代を超えて愛される名前として、これからも注目され続けることでしょう。
photo:@2nd_1030bさん(ベビカレメイト)
<調査概要>
調査対象:株式会社ベビーカレンダーが企画・運営している「ファーストプレゼント」「おぎゃー写真館」「ベビーカレンダー全員プレゼント」のサービスを利用された方
調査期間:2025年1月から6月各月1日~25日
回答件数:43,948件(男の子:22,438件/女の子:21,510件)