双子の赤ちゃんを同時に寝かしつけるのは大変です。私も当初は、添い乳でなければ寝かしつけることができませんでした。しかし成長するにつれ、体力的に授乳がつらくなってきたので断乳を決意。同時に寝かしつけ方を変えることにしたのです。添い寝するだけの簡単な寝かしつけに成功したので、その経験をお伝えします。
苦労した双子の寝かしつけ
双子を授かりましたが寝かしつけについてあまり知識がなく、抱っこで寝かせたり、おんぶで寝かせたり、授乳しながら寝かせたりといろいろと試行錯誤しました。どの方法でも、どちらかが起きていると2人とも寝てくれないという状態が続き、本当に大変でした。
おんぶやだっこも着地が難しく、2人同時だと腰を痛めることもありました。しばらくは私が腕立て伏せのような状態になり、2人同時に添い乳して、そのまま寝かせるという方法をとっていたのですが……。
断乳を決意! 寝かしつけ方法も変更
2人が成長するにつれて母乳を飲む量も増え、添い乳すると私自身が体力的につらくなりました。そのため、双子の娘たちが生後1歳8カ月のときに断乳することを決意! それと同時に、添い乳での寝かしつけ方も変えることにしたのです。
今後の寝かしつけの大変さも考慮して、寝かしつけ方は「真っ暗で静かな部屋で、両脇に子どもを寝かせて添い寝」することに。トントンなどもせず、こちらの負担をできるだけなくした寝かしつけです。実際にできるのか不安でしたが、添い乳でも苦労していたので一時期の大変さは我慢しようと覚悟していました。
あっさり断乳! 添い寝だけで寝てくれた
断乳する日に合わせて、寝かしつけ方法も添い寝に変更しました。泣くかなぁと覚悟していましたが、昼間たっぷり遊んで体力を消耗させたおかげか、2人とも母乳を欲することもなくあっさりと寝入りました。
こんなに簡単だったんだと驚きましたが、もう添い寝だけで寝られる時期だったのかもしれません。もう少し早く取り組んでもよかったかなと思いましたが、このタイミングだったから楽だったのかもしれません。
添い乳でしか寝てくれなかった娘たちも2歳になり、今では「おやすみなさい」と言って電気を消して、私が布団に寝転がると横に寄り添ってきてしばらくすると寝息を立てています。添い乳をしていたころには想像もつかないほど簡単に寝てくれるようになりました。
著者:小川かなえ
2歳の双子姉妹の母。東京郊外在住。元保育士、不妊治療を経て妊娠出産。子連れハイキングやキャンプなどアウトドアも再開。現在は親子の森のようちえんを運営し、地域や自然とともに子育てをしている。