出産前、義実家でのランチ後に…
ある日、出産予定日を近くに控えていた私は、夫と一緒に義実家へ招かれました。そして、赤ちゃんが生まれる前に食事に行こうと誘ってくれたので、義実家の近所にあるお店でランチを楽しむことに。
食事を終えると、義母が「うちにいただきもののケーキがあるから、食べていかない?」と提案してくれました。
義実家で出されたお茶にギョッ!
お誘いを受け義実家にお邪魔すると、「おなかが大きいのだから座っていて!」という義母の言葉に甘え、リビングで過ごしていました。すると義母が、お湯の入ったポットとティーバッグのお茶をおぼんに乗せて運んできてくれました。お茶を選ぼうとパッケージを見ると……なんと賞味期限が2年も前に過ぎていたのです!
お言葉に甘えて義実家にお邪魔すると、「おなかが大きいんだから座っててね!」と義母。私がリビングで待っていると、義母はお湯の入ったポットとティーバッグのお茶をおぼんに乗せて持ってきてくれました。
ありがたく思いながらお茶を選ぼうとパッケージを見ると……
なんと賞味期限が2年前に切れていたのです!
義母の前では夫にも伝えられず戸惑う私。夫は賞味期限切れには気づいていない様子。
妊娠中のため、さすがに口にするのをためらいました。当時、外出するときはノンカフェインのお茶を水筒に入れて持ち歩いていたため「カフェインを控えていて……」と断ってから、持参のお茶を飲むことにしたのです。
ケーキの取り分けにもびっくり
ケーキを運ぶぐらいは手伝おうとキッチンに向かうと、義母がケーキ用のお皿を用意していました。「久しぶりに使うから……」とお皿を軽く水洗いしていたので、私はふきんを探そうとしていたのですが……。
義母はなんと、びしょ濡れのお皿にそのままケーキを取り分け始めたのです。せっかくのケーキなのでいただきましたが、スポンジが水を吸って食感が損なわれてしまって、正直ちょっと残念でした。
お茶やケーキを用意してくれた気持ちはありがたかったのですが、義母の行動に驚いてしまいました。義母に悪気がないことはわかっているのですが、やっぱり気になってしまう自分がいます。これからは、義実家で出されるものについて、品質や状態を確認するようにしようと心に決めた私。夫が知ったら気を悪くすると思うので、あくまでもさりげなく確認しようと思っています。
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妊娠中のお茶の選び方については注意が必要です。
産婦人科医の天神尚子先生は妊娠中のカフェイン摂取について次のように説明しています。
妊娠中はカフェインの分解や排泄をする機能が低下し、カフェインは胎盤を通過して胎児へ移行します。さらに、胎盤の血流を低下させることで胎児の発育を妨げる可能性があり、流産や早産、低出生体重児の原因となるおそれもあるため、大量の摂取は控えましょう。
妊娠中のカフェイン摂取量は、1日200mg以下にとどめることが推奨されています。コーヒーだけでなく、紅茶や緑茶、ウーロン茶などのお茶にもカフェインは含まれているため、知らずに摂りすぎないよう気をつけましょう。
麦茶やルイボスティーなどのノンカフェイン飲料を選ぶと安心ですが、ハーブティーの中には子宮を刺激する作用をもつ種類もあるため、選ぶ際には慎重に。心配なときは、かかりつけ医に相談しましょう。
著者:佐藤梅/30代女性/2017年生まれの男の子のママ。子育てに関する資格の勉強をしながら、在宅ワーカーとして働いている。趣味は、息子とピクニックに行くこと。
イラスト:ちゃこ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年6月)