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「うっクサッ!」里帰り中の実家から家へ戻ると義母が喫煙!?赤ちゃんが住む家なのに…私は意を決して

出産のため、わが家から車で20分のところにある実家へ里帰りをすることになったときのことです。私は出産前と産後しばらくは実家で過ごす予定。すると義母が、産後の私が家にいない期間に、泊まりに来たいとお願いしてきました。いろいろと思うことはあったものの、承諾した私。しかし里帰り中、忘れ物を取りに久しぶりに家に帰ってみると……。

この記事の監修者
監修者プロファイル

助産師関根直子

筑波大学卒業後、助産師・看護師・保健師免許取得。総合病院、不妊専門病院にて妊娠〜分娩、産後、新生児看護まで産婦人科領域に広く携わる。チャイルドボディセラピスト(ベビーマッサージ)資格あり。現在は産科医院、母子専門訪問看護ステーションにて、入院中だけでなく産後ケアや育児支援に従事。ベビーカレンダーでは、妊娠中や子育て期に寄り添い、分かりやすくためになる記事作りを心がけている。自身も姉妹の母として子育てに奮闘中。
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義母がわが家をわが物顔で…

私は息子を出産する前後の期間、実家に里帰りをしていました。この話は、私が出産後、自宅にいない期間に、遠方に住んでいる義母がわが家に泊まりに来たときのことです。

 

私が住んでいる地域は観光地としても有名で、よく観光客が訪れるようなエリア。以前から義母も観光したいと言っていたのですが、私が里帰りをして家に不在のときに、泊まりで観光に来たいと義母がお願いしてきたのです。私は「なにも今じゃなくても……」と思いましたし、自分の不在中に義母がキッチンや寝室に出入りすると思うと、何となく気が滅入りました。

 

ただ、義母は車で2時間ほどの離れたところでひとりで暮らしていて、「もしかすると、子どもが生まれて一層忙しくなる息子(夫)との時間を、今のうちに作りたいのかな?」とも思ったので、わが家への宿泊を承諾することに。

 

 


やがて私は無事に出産し、しばらくはそのまま実家で過ごしていました。そんなある日、忘れ物を取りに自宅へ戻ると、夫は仕事でおらず、義母が在宅。「おはようございます」とあいさつすると、「お邪魔しています」とそっけない返事の義母。

 

家に滞在することは問題ありません。ただ、家に入った瞬間気になったのは、夫も私もたばこを吸わないのに、部屋の中に漂うたばこ臭……。なんと義母は、家の中でたばこを吸っていたのです。しかも灰皿まで持参して……。いずれ生まれたばかりの息子が住む家なのに、たばこの臭いが染み付くことに、私は不安を覚えます。

 

そして洗面台にある私のヘアブラシを見ると、見慣れない毛がついていて……。不快に感じる要素がほかにもいくつかありました。

 

 

しかし息子を母に預けてきたため、掃除する時間もなく、注意をして口論になるのもいやだったため、ひとまず忘れ物を取って実家に帰ろうと玄関へ向かった私。すると「〇〇(観光地)へ行きたいんだけど、一緒に行かない?」と義母から突然のお誘いが。「え? 私まだ産後1カ月も経ってないし、新生児の息子はまだ長時間外に出られないし……」と思ったため、「まだ産後間もないので、夫にお願いしておきますね」と伝えると、不機嫌そうな表情になり、「せっかく観光に来たのにね」とひと言言うと、リビングへ戻っていきました。

 

産後間もない嫁を、観光に連れ出そうとする義母の発言にびっくり……。滞在中にわが家でたばこを吸われ続けると困ると思った私は、意を決して、たばこの件とヘアブラシの件、観光の件を電話で夫に相談し、夫から義母に話をしてもらうことにしました。

 

 

その数日後、生まれたばかりの息子を見に義母が実家に来てくれました。義母は私を見るなり「私、自分中心の考え方であなたにも孫にも配慮が足らなかったわね……。気をつけるようにするからね」と申し訳なさそうに謝罪。たばこは外で吸う、ヘアブラシは自分の物を使うよう約束してくれたのです。それ以来、義母とは楽しい時間を過ごせるようになりました。

 

後に夫から聞いた話によると、夫は義母に、たばこが子どもに与えるリスク、ヘアブラシは私が気に入って使っていたこと、産後の体を休めないと起こりうるリスクを義母に話してくれたとき、「自分勝手にしているといつか孫にも嫌われるぞ」と言ったそう。


夫の説明で納得してくれたようで、安心しました。息子が少し大きくなったら、みんなでお出かけできたらなと思っています。

 

嫌なことや気になることは相手へきちんと伝えることが大切だと気づき、息子にも教えていきたいと感じた出来事でした。

 

◇ ◇ ◇

 

義母との関係が改善され、素敵な時間を過ごせるようになったことは本当によかったですね。ただし、赤ちゃんの健康を守るためには、やはり「たばこ」に対する注意が欠かせません。

 

たばこの煙にはニコチンや一酸化炭素などの有害物質が含まれており、赤ちゃんに深刻な影響を与える可能性があります。具体的には、喫煙者がいない家庭と比較して、赤ちゃんの呼吸器疾患の発症リスクは約3倍に増加し、乳児突然死症候群(SIDS)の発症リスクも約5倍に高まることが報告されています。また、母親が喫煙者の場合、母乳を通じてニコチンが赤ちゃんに移行することで、嘔吐や下痢、脈拍増加などの症状が現れる場合もあります。

 

赤ちゃんを守るためには、禁煙を心がけることが大切です。できない場合は、屋外で吸うようにしましょう。室内で吸った場合、有害物質は長時間空気中に滞留するので必ず窓を開けて換気をしてください。

 

親戚に喫煙者がいる場合は、赤ちゃんへの影響を伝え、配慮をお願いするとよいですね。家族みんなで協力し、赤ちゃんにとって安心な環境を整えることが大切です。

 

著者:中村あんな/30代・ライター。5歳の長男と2歳の長女を育てるママ。家計を支えるため、ライターの傍らパートも開始。夫は激務のため、子育てはほぼワンオペ状態。常に子どもたちが楽しめるイベントや遊び場を模索中。

 

作画:Pappayappa

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年5月)

 

 

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