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搾乳器を使ったら母乳に血が…搾乳のポイントを助産師が教えます!

ベビーカレンダーの人気コンテンツ【助産師に相談】の中から特に注目をあつめた質問の内容を一部抜粋してご紹介します。今回は、搾乳に関するご質問です。

赤ちゃんとママ

 

「気軽に専門家に質問ができて、さらに返信も早い」とママから日々感謝の声が寄せられているベビーカレンダーの人気コンテンツ【助産師に相談】の掲示板。その中から特に注目をあつめた質問の内容を一部抜粋してご紹介します。今回は、搾乳に関するご質問です。

 

Q. うまく搾乳できません

生後2カ月の子を育てています。子どもの体重増加は順調で、完母でも問題ない程度に出ているようですが、先々保育園や夫に預けることを想定して、1日1,2回哺乳瓶で育児用ミルクを与えています。

 

分泌量維持のためにもできれば搾乳して母乳を与えたいのですが、うまく搾乳できません。入浴時には勝手に溢れるにもかかわらず、手搾りでは射乳はなく垂れる程度しか出ません。


手動搾乳器を使用したところ、30mlしか搾乳できないうえに乳頭に痛みがあり、母乳に薄く血が混ざりました。他メーカーの搾乳器、電動等も試して自分に合うものを探すべきでしょうか? また血が混ざる場合は搾乳器自体を使用しない方がいいですか?

 

高塚あきこ助産師からの回答

搾乳器の合う合わないは、人それぞれありますので、もし今後も搾乳器をご使用されたい場合には、質問者さんに合ったものをお探しになった方がいいかと思います。また、乳頭から出血している場合、お子さんに血液を飲ませてしまうことになりますので、お傷が良くなって、出血がなくなるまでは搾乳器はご使用されない方がいいかと思います。


また、搾乳器をご使用になる場合には、まず乳頭状態を整えるといいかもしれませんね。乳頭は硬ければ硬いほど、搾乳器の刺激でお傷ができてしまうリスクが高まります。乳頭はマッサージをすることで、徐々に柔らかくなりますので、こまめにマッサージしていただくといいかと思いますよ。

 

マッサージの仕方としては、親指と人差し指をCの字にしていただき、爪の先が白くなるくらいの力加減で、乳頭をいろいろな方向から圧迫してみてください。圧迫することに慣れてきたら、圧迫したまま指をずらして、揉みほぐしてみてくださいね。最初は痛みがあるかと思いますが、徐々に慣れてきますし、乳頭が柔らかくなると、痛みが軽減されるかもしれませんよ。よろしければお試しになってみてくださいね。


※参考:ベビーカレンダー「助産師に相談」コーナー

※診断や具体的な治療については医師の指示にしたがってください

 

おっぱいの手しぼりの方法は?

一番手軽な「手でおっぱいをしぼる方法」をご紹介します。

 

1.まず手をきれいに洗って、おっぱいを受けるきれいな容器を準備しましょう

2.容器はおっぱいをしぼる手と逆の手で持つか、テーブルなどの上に置いて、出たおっぱいを受けられるようにします

3.ママが楽な姿勢で座り、少し前かがみになって、手のひら全体でしぼる側のおっぱいを支えます

4.おっぱいを支えている手の親指と人差し指を向かい合いようにして乳輪の外側(肌の色が変わる境目あたり)に添えます

5.乳輪に添えた親指と人差し指を胸板のほうに一度ぐっと押して、そのままおっぱいを指ではさむようにして、圧迫して離します(痛くない程度に贅肉をつかむイメージ)

 

これを何度か繰り返します。このとき、引っ張ったり、指をすべらせたりしないように注意しましょう。

 

最初はうまくいかなくてもだんだんと

悪戦苦闘していると、助産師のサポートが。そんなとき、自分でおっぱいをしぼっているときよりも、よく出ることもあります。助産師が搾乳のコツを知っているということもありますが、向かい合っておっぱいをしぼるほうがやりやすいのでは!? と私は思っています。

 

最初のころは、おっぱいが出てこなかったり、しぼった先からおっぱいが指について、なかなか容器に入らないということもあります。慣れるまでは、おっぱいが映るように鏡を置いてそれを見ながら搾ると、どのような姿勢、手つきでおっぱいを搾っているのか見ることができますよ。

 

おっぱいをしぼる指の位置を変えながら、続けていくと徐々に指を置く位置や力の入れ方などがわかってくると思います。

 

 

おっぱいをしぼっているママにありがちなこと、それは頑張りすぎてしまうことです。おっぱいの「出」も、ママがしぼる手つきも、そして赤ちゃんがママのおっぱいを直接飲めるようになるのも、“徐々に”だと私は思っています。あせらず、少しずつでもいいので続けてみてくださいね。


※参考:ニュース(ママネタ)「搾乳って難しい! どうやったらうまくおっぱいをしぼれるの?」【著者:助産師 REIKO】

  • ベビーカレンダーは、妊娠や育児のお悩みを抱えたママさんの強い味方でありたいと思っています。自分だけではどうしても解決できなかったとき、不安で仕方がないときは本物の助産師や管理栄養士がリアルタイムでお悩みや質問にお答えする『助産師に相談』『管理栄養士に相談』の掲示板をぜひご活用ください!

 

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