認知症の義父が失踪し、警察に捜索願を出したミツコと義母。三兄弟にも連絡しましたが、皆つながらず、長男嫁レイコに連絡すると怒鳴られ、電話を切られてしまいました。レイコには頼れないと悟ったミツコは、1人義父探しへ。飲まず食わずで何時間も探し回るものの、義父は見つからず、疲れ果ててその場に座り込んでしまいました。
ミツコが、誰かのためにこんなに頑張るその理由は…
地元では有名な米農家で大地主の家庭で育ったミツコは、子どもの頃は、祖母に甘やかされて育っていました。祖母亡きあと、世間知らずで丸く肥えたミツコを、母は厳しく家事をたたきこみ、また「困った人がいたら、手を差し伸べなさい」としつけていました。そんな母の教えを守り、家族や親族、義両親のために奔走してきたミツコですが、とうとう疲れ果ててしまったのでした。
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ミツコさんの、一生懸命さは、お母さんの教えによるものだったのですね。長男嫁に便利にこき使われても、いじわるされても、困っていた義母や二男嫁のために奔走していた理由がわかった気がします。そんなミツコが頑張っても頑張っても、一人の力ではできないこともありますよね…。義父の一大事に、親族が一丸となってほしい。そして、とにかく義父が無事に見つかることを願うばかりです。