犬に噛まれて帰宅した娘。ママ友からメールが
夫と私は驚き、娘の傷の手当てをしながら状況を聞きました。娘は「なでようとしたら噛まれた」と話しており、友だちの母親がその場にいたのか尋ねると、「別の部屋でマンガを読んでたから、いたよ」とのこと。
その話を聞きながら手当てをしていると、ママ友から1通のメッセージが届きました。「不注意で犬が噛んでしまいました。手当てをしようとしたのですが、『大丈夫』と言われたので帰しました」との内容でした。内心「え?」と思いましたが、まずは娘の手当てが最優先だったため、とりあえず「手当てします」とだけ返信。わが家でも犬を飼っていて娘も慣れているはずなのですが、それでもやはり注意が必要だなと感じました。
犬に噛まれた娘を病院へ連れて行くと
娘の手には犬の歯型がくっきりと残り、しばらく血も止まらなかったため、病院へ連れて行くことに。落ち着いてからママ友にメッセージを送り、傷が深いので病院を受診したことを伝えたところ……。
私は治療費や慰謝料を請求するつもりはなく、娘が破傷風などの細菌やウイルスに感染したら大変なので、念のため病院に行っただけでした。しかしママ友は「たいしたことないのに大袈裟だな」と思ったのか、あまり良い反応ではなく……。わが家でも犬を飼っていますが、もし自宅で誰かにけがをさせてしまい、それが子どもだった場合には「病院で診てもらってください」と親御さんに伝えると思います。
病院では化膿止めの薬を処方されました。医師によれば、予防接種の破傷風ワクチンが効いているので、犬が狂犬病の予防接種を受けているなら、ひとまず様子を見ても大丈夫とのことでした。
謝罪に来たママ友夫婦…予想外の展開にあ然!
週末になり、ママ友夫婦がわが家を訪れました。ママ友の夫はひたすら頭を下げていて、印象はとても良いものでした。ママ友の夫が真摯に謝罪していたこともあり、夫は「あなたの謝罪は受け入れます」としたうえで、こう問いかけました。「ただ、奥さんが“私たち家族が治療費を欲しがっている”というような噂を近所に広めていたと聞きました。それは一体どういうことなんでしょうか?」
すると、ママ友の夫は寝耳に水といった様子で言葉を失い、無言に。代わりにママ友が口を開き、反論してきました。夫が間髪入れずに「それは謝罪する人の態度ですか?」と問い返すと、ママ友はなんと「私たち、何か悪いことしましたか?」と笑いながら言ったのです。
根拠のない噂を広めたママ友…夫がズバッ!
私とママ友の夫は冷や汗をかきながら見守っていましたが、ママ友は言い訳ばかり。そんな中、夫は冷静にこう伝えました。「普通、誰かにけがをさせてしまったら、すぐに状況を説明しに来るのが常識ではありませんか?それをメッセージ1通で済ませるなんて、僕には信じられません。そしてこれは、あなたのご家庭とわが家の問題なのに、近所の人たちに話していますよね?もし妻や娘に不利益な噂が耳に入ったら、次は許しませんから」
しかし驚いたことに、ママ友はその言葉に対しても笑って聞き流していたのです。ママ友の夫は謝罪の気持ちとして菓子折りを差し出しましたが、夫は「そういうものが欲しくて話しているわけではありません」と丁重に断りました。私たちとしては、すぐに謝罪をすることが誠意じゃないのかなと感じました。もし立場が逆なら、私たちはそうしたと思います。
その後、ママ友家族との行き来は途絶え、顔を合わせる機会も減っていきました。ズバッと言うべきことを言ってくれた夫には、今でも感謝しています。
◇ ◇ ◇
犬に噛まれたら、噛まれた部分を流水とせっけんで5分以上ていねいに洗い、傷がどんなに小さくてもその日のうちに医療機関を受診しましょう。
また、子どもがけがをした場合は直接状況を確認したいですよね。相手の立場に立ち、誠意ある行動を心がけたいですね。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者:ohana/女性・主婦。小学生の娘を育てる母。
イラスト:さくら
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