母に告げると
私は小学6年生にあがるころに初潮を迎えました。当時、同級生内で初潮を迎えていた子は数名。
母もまさか、私がその少数の中に入るとは思っておらず、生理に対する準備ができていなかったのかもしれません。母に初潮を迎えたことを告げると、生理についてのマンガ本を「読んでおきなさい」と渡されただけでした。
そのため、私も「なんとなく」生理を理解した程度。ナプキンの使い方がいまいちわからず、母に何度も聞いては下着につけていたことを覚えています。また、サニタリーポーチも用意していなかったので、初潮が始まってからの数日間は、かわいくない袋にナプキンを入れて登校。この袋を持ってトイレに行く際に、友だち数人から「何を持っていくの?」と不思議がられ、恥ずかしい思いをした記憶があります。
同じ思いをしてほしくない!!
娘が小学生になった際、この自分の初潮時の苦い経験を思い出しました。そして娘には同じ思い、経験はしてほしくないと考えるように。
そのため、娘には小学4年生ごろから生理について話し始め、ナプキンの使い方や、トイレへの持って行き方などを教えました。サニタリーポーチも、娘の希望を聞いて準備。正直、「早いかも?!」とは思ったのですが、「事前に知っておいて損はない」という思いもありました。
その後、娘は小学6年生で初潮を迎えました。娘から「ママからいろいろ聞いていたからスムーズだった」と言われたときは、早めに話してよかったと心から思いました。
令和になった今では、早めに性教育をする親御さんも少なくないと思います。私が娘を育てていた当時は、まだまだ「性」について話すのはタブーな感じがありました。ただ、私自身の経験を踏まえ、思い切って早めに伝えておいてよかったと思っています。
著者:さとう みく/40代女性・6児の子育て中。ヘアメイクの仕事を経験し、現在は保育関係の仕事をしている。自身の経験を元に、子育てや結婚などの記事を中心に執筆中。
イラスト:もふたむ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年6月)
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