立ち会いなしの出産のはずが…!?
少し痛みも増してきたとき、助産師さんから「実習生に入ってもらってもいいですか?」との提案が。特に考えもなしに二つ返事でハイと答えました。
すると数分後、1人、また1人とぞろぞろと見知らぬ人が入ってきて、実習生はまさかの全部で5人……! 頭の上や左右など、5人にぐるりと囲まれました。来るのは1人か2人くらいかな? と思っていた私はビックリ仰天!
出産中、私がうなろうものならみんな口々に「頑張ってください!」「もう少しです!」と張り切った声援。汗を拭いてくれたり、うちわで扇いでくれたりとすごく注目されて、なんだかとても恥ずかしく思いました。
そして無事に赤ちゃんが生まれたあと、病室に実習生が訪ねてきて、インタビューを受けました。出産中に叫びまくった恥ずかしい姿を見られてしまったあとに会うのは、恥ずかしいものです……。
そして自分より若い子に「おじょうずでしたよ!」とお世辞まで言ってもらって恥しかったですが、実習生の学びのお手伝いができたのだと思うと、引き受けてよかったなと思いました。
著者:菊池ゆうこ/20代・事務員。3歳の男の子を育てる母。趣味はキャンプと釣りにいくこと。
イラスト:森田家
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています