新幹線の多目的室から1時間以上も出てこない→不審に思い警備員が声をかけると……!?
最近娘の新幹線デビューをした時のお話です。新幹線には多目的室という小さな個室があり、授乳や着替えなどに利用できると事前に下調べをしていました。予約が入っていないことを確認し、車掌さんに声をかけ順番待ちをしていたのですが、待てど暮らせど利用中の方が出てきません。
通りかかった警備員さんも長時間出てこないことを気にされており「大丈夫ですか?何かありましたか?」「待っている方がいます」「1時間以上たつのでそろそろ出ていただけますか?」などと声をかけてくださいました。しかし返事はありません。
10分後―。ようやく出てきたのは若いご夫婦と1歳前後の子どもの3人でした。ご夫婦は警備員さんにも私にも何も言わずに行ってしまいました。どのような理由があったのかはわからないのですが、黙って行ってしまう姿にはモヤモヤしてしまいました。ノック後、ドア越しに何かお返事をしてくれてもよかったのではないかなと、疑問に思ってしまったからです。
その後、多目的室を利用した際、個室になっていて子どもがぐずっても迷惑をかけることがなく、子連れには安心のありがたい設備だとつくづく感じました。だからこそ、利用したい人は自分だけではないということを考え、多目的室を利用するときは次に使いたい方のために早めに切り上げること、次の人が気持ちよく使えるよう綺麗に使うことを心がけようと改めて自分に誓いました。
著者:関向真子/30代女性/0歳時のママ、ドキュメンタリーが大好き。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています。
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JRの公式サイトによると、新幹線に備えられている「多目的室」は、基本的には身体の不自由な方が優先的に利用できる個室とのことです。その方の利用がない場合に限り、授乳や体調不良などの際に使えるそうです。使うときは、他の方への配慮を忘れずに。状況によっては利用できないこともあるので、授乳ケープや、子どものグズり対策グッズを持参しておくと、より安心して新幹線の旅が楽しめますね。
続いては飛行機でのお話です。ママと子どもたちで乗った機内で、大泣きしてしまった娘さんに見知らぬ男性が……!?
飛行機で娘が大泣き!申し訳なくてうつむいていると→男性が声をかけてきて…!?
先日、6歳の息子と1歳の娘と私の3人で飛行機に乗りました。1歳の娘はまだ長時間じっとしていられない年齢。おやつやおもちゃなど準備を万全にして、緊張しながらも約1時間の飛行機の旅が始まりました。
娘は、飛行機に乗って最初の15分ほどは、絵を描いてごきげんに過ごしました。しかし、その後はシートベルトサインが点灯しているにもかかわらず、歩きたいと泣き始めました。泣き声はだんだんと大きくなり、気づけば私の膝の上で大暴れしながら泣き叫ぶという状況に……。私は声をかけたり、おやつをあげようとしましたが、まったくダメで……。娘は数十分、泣き叫び暴れ続けました。
チラリと周りを見ると、いかにもビジネスで搭乗していると思われるスーツを着た方ばかりで、みなさん目をつぶっています。私は周りの方に申し訳ない気持ちでいっぱいに……。そして、なんとか着陸し、飛行機のドアが開くまで機内の通路に人が並びました。私はみんなに申し訳なくて、うつむいて座っていました。
すると、通路に立っていたスーツ姿の男性が「娘さんさぁ、よく頑張ったよねぇ」と話しかけてくれたのです。私が顔を上げると、話しかけてくれた男性と、その前後に並ぶ他の方々も次々と「赤ちゃんもママも頑張ったね」「お兄ちゃんもお利口さんだったね」と声をかけてくれました。私が改めて「お騒がせしました。申し訳ございません」と言うと、みなさん「気にしなくていいよ」と終始笑顔で答えてくださり、私は周りの方の温かさに感動するばかり。
今回、驚いたのは何人もの方がやさしく声をかけてくれたことでした。おそらく機内が貴重な睡眠時間の方もいらっしゃったと思います。その妨げになってしまったにもかかわらず、子どものことを理解してくださったことに心から感謝した出来事でした。
監修:助産師/松田玲子
著者:海原えめ/40代女性/2017年生まれの息子と2022年生まれの娘を育てるアラフォー母。2児のワンオペ育児に奮闘する毎日。サービス業で働きながら、幼児食インストラクターとして活動している。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています。
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小さなお子さんを連れての飛行機移動は、親にとっては本当にドキドキしますよね。ぐずったり泣いたりしないか、急に体調が悪くならないか……と、心配が尽きません。そんな中で、周囲の方からの優しい言葉や気づかいに救われることも多いもの。今回のエピソードも、読んでいて心がほっこり温かくなりました。
最後は、新幹線に乗ったときのお話。泣いている赤ちゃんをあやそうとデッキへ向かったママですが、そこで思いがけない出来事が……!?
息子を新幹線のデッキであやしていると→男性が激怒!助けてくれたまさかの人物とは!?
息子が1歳のときに旅行に出かけたときのお話です。息子にとって初めての長距離移動で不安もありましたが、できるだけ負担が少ないよう計画。旅行はとても楽しく、素敵な思い出に。大満足で帰路につきましたが、帰りの新幹線で思わぬトラブルが待っていたのです。
新幹線の通路を挟んで隣に座っていたのは、熟年のご夫婦。乗る際に「息子がご迷惑をおかけしたらすみません」と一声かけると、お上品な奥様が「まぁ、かわいい赤ちゃんね。全然気にしなくて大丈夫よ」とやさしく声をかけてくれました。息子は最初は機嫌よく遊んでいましたが、だんだんとぐずるように。夫と代わる代わるデッキで息子をあやすも、慣れない新幹線内の音でうまく眠れずさらに泣き出す息子。そこへ、隣の席のご主人がデッキに来ました。大泣きの息子を見て「うるさいな」とぶっきらぼうに言いながらトイレへ。申し訳ない気持ちと、悲しい気持ちになりました。
その後やっと寝付いてくれた息子とともに席に戻ると、ご主人が「あんたな、こんな小さい赤ん坊を連れて新幹線に乗るな! うるさいやろ! 周りの人に迷惑や! 」と大きな声で怒鳴られたのです。私は、泣きそうになり謝ろうとした次の瞬間、「あなたのほうがうるさいわよ! ろくに子育てしなかったからそんなことが言えるんでしょう。子どもは泣くのが仕事だし、ママたちもデッキに行ってあやしてちゃんと気をつけてたわよ! 迷惑って言うのなら、あなたが新幹線に乗らなきゃいい!」と奥様がご主人を一喝してくれたのです。
今までに見たことのない奥様の様子だったのか、ご主人は相当びっくりした様子で、すぐさま「すまんかった」と私たちに謝ってくれました。「こちらこそ、ご迷惑をおかけしてすみませんでした」と伝えると、「子どもと一緒に旅行に行ける時期なんて、あっという間よ。宝物みたいな時期だから、気にせずこれからもたくさん旅行に行ってね」と奥様が笑顔で言ってくれたのです。
今回のご主人の言葉には傷つきましたが、素敵な奥様の心づかいに救われました。やっと寝付けた息子は相当疲れていたのか到着駅に着くまでぐっすり眠り、その後は静かに帰路へ。これからも周りへの声かけや配慮をしながら、子どもとの家族旅行を楽しもうと思えた出来事でした。
著者:立川りか/30代・主婦。6歳の男の子を育てるママ。息子の好きを全力で応援するため日々奮闘中。虫が大の苦手だが、息子の虫取りに付き合ってきたおかげで少しだけ耐性がついてきた。食後のデザートや週末の晩酌がご褒美。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています。
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新幹線などの公共交通機関に乗っているとき、子どもがぐずってしまうと本当に焦ってしまいますよね。同じような経験をされたママも多いのではないでしょうか。さらに、周囲の方から心ない言葉をかけられてしまうと、精神的にもつらくなってしまいます。今回のエピソードでは、奥様がご主人の態度や発言をビシッと注意してくれて、本当に心強かったですね。ハッキリ言える姿、見習いたいと感じました。
いかがでしたか? 今回は、乗り物の中で起きたトラブルについてご紹介しました。夏休みは家族でお出かけする機会も増える時期。小さなお子さんとの外出は大変なこともありますが、周囲には温かく見守ってくれる方もたくさんいます。ぜひ、家族みんなで楽しい思い出をたくさん作ってくださいね。