えっ、うちの子だけ!?助産師さんの一言にドキッ…沐浴で知った意外な新事実とは?
出産後、娘の身体計測が終わり、その後に沐浴でからだをきれいにするものだと思っていました。ですが、助産師さんに「赤ちゃんに問題がない場合、羊水や血液などはきれいに拭き取りますが、産後すぐの沐浴はしないんです」と言われました。「そうなんだ」と思いながら、私と娘は1週間入院。カピカピになってきた娘の頭を見ながら、洗ってあげたいなと思っていました。
退院前(産後5日目)に沐浴指導という名目の元、初めてからだを洗うことになった娘を見て、指導担当の助産師さんが「頭が汚いですね。入院中は希望すればいつでもお風呂に入れてあげられますよ。1回では汚れが落ち切らないので、おうちでよく洗ってあげてください」と話しました。
娘の汚れをほかのママたちもいる前でズバッと指摘されたこと、沐浴を希望していなかったこと(説明があったのかもしれませんが、聞いていなかったのかもしれません……)の恥ずかしさ、そして娘に対して申し訳ないという気持ちになりました。自宅に帰ってきてからは毎日、娘をお風呂に入れています。
初めての出産で産後も自分の子どもしか見ておらず、ほかの子が沐浴していたかどうかなどを気にかけていませんでした。疑問に感じたことは積極的に質問し、視野を広く持つようにしようと思った出来事です。
監修:助産師/関根直子
著者:木村美咲/30代 女性・会社員。産後3年目に離婚。3歳の娘を育てるシングルマザー。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています。
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生まれたばかりの赤ちゃんの皮膚は、自分のからだを守るための胎脂(たいし)で覆われています。ママのおなかから外に出て数日間は体温調節や乾燥、感染を防ぐ役割を果たすと言われており、出生後すぐは沐浴せずに血液や汚れだけを拭き取る「ドライテクニック」を推奨する産院もあります。「ドライテクニック」をおこなうのは生まれたばかりの数日間だけ。赤ちゃんは新陳代謝が活発なので、汗や皮脂、また排泄物の汚れが残っている場合もあります。退院後は体調が優れない日を除き、基本的に毎日沐浴しましょう。
続いてのお話は、沐浴指導でのエピソードです。沐浴指導のモデルになった我が子に違和感……!?
沐浴モデルになったわが子の下半身に違和感…→意外なものの正体とは!?
第1子の娘が生まれて入院しているときの話です。娘は生まれたときから大きめで、同じ日に生まれた赤ちゃんたちと比べても、ひと回り近く大きい赤ちゃんでした。入院中に沐浴指導があり、助産師さんから「赤ちゃん、沐浴のモデルさんにしてもいい?」と聞かれ、私は快く承諾しました。沐浴指導の当日の朝、おむつ替えをすると、下半身にゼリー状の何かがついており、拭き取ろうとしても取れず、「取ってはいけない物だ」と思い、そのまま沐浴指導へと向かいました。
いざ指導が始まり娘がスッポンポンになると、助産師さんから衝撃のひと言が。「この子、おりものが出てるね。新生児でも出るから、取ってあげてね〜」と言われ、そんなことがあるの?と、とても衝撃を受けました。
娘が第1子だったこともあり、まさか新生児もおりものが出ると知らず、取り除かずに娘に不快な想いをさせてしまい、本当に申し訳なく思いました。出産前に、もっと新生児についての情報を調べておくべきだったと、大反省しました。
監修:助産師/松田玲子
著者:小田真理/20代女性・主婦。3歳と5歳の子を育てる主婦。趣味のポイ活で貯めたポイントでひとりスイーツを楽しむのが好き。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています。
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「新生児でもおりものが出る」と聞いて、びっくりした方も多いのではないでしょうか?これは「新生児帯下(しんせいじたいげ)」と呼ばれるもので、実はよくある現象です。ほかにも、「新生児月経」といって、生理のような出血があったり、「魔乳(まにゅう)」と呼ばれる現象では、生後2〜3日ごろに赤ちゃんのおっぱいから白い液体が出ることもあります。これは女の子だけでなく、男の子にも見られることがあります。これらはすべて、ママから受け継いだホルモンの影響による一時的なもの。初めてのお子さまで知らないことがあるのは当然です。気になることやわからないことがあったら、病院スタッフに聞いてみてくださいね。
最後は、ママが体調不良で沐浴をお願いしたときのお話です。夫が見せたまさかの反応とは……!?
産後のギックリ腰で限界!夫に沐浴をお願いしたら、まさかの反応が…!?
私は産前から腰痛に悩まされていたのですが、産後すぐにギックリ腰になってしまいました。体調不良も続いていたところに、ギックリ腰も重なり、産後うつ気味になってしまい……。
私が動けない状態だったので、夫に子どもの沐浴をお願いしたら、「怖いから無理」と言い、夫はまったく助けてくれなかったのです。少し動くだけでも激痛で、何をするのもすごく時間がかかってしまっていたのですが、そんな状態でも協力してくれない夫に、気持ちはドン底でした。私も初めての沐浴を、這いつくばって痛みに耐えながらなんとかひとりでおこないました……。
夫がひとりで沐浴をすることは難しくても、激痛に耐えながら這って子どものお世話をする私を少しで良いから手伝ってほしかっただけなのです。あのときは本当に気持ちがギリギリだったので、気にかけてくれるだけでも救われたのではないかと思います。いまだに忘れられない出来事ですが、それからは夫の行動や言動にモヤっとしてしまうたびに、私が一方的に文句を言うのではなく、しっかり夫の言い分も聞き、話し合うようにしています。育児や家事が大変なときは、協力して乗り越えていけるような夫婦になりたいと思います。
著者:山口 陽菜/40代・女性・主婦。1児の母。初めての子を33歳で出産。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています。
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産後は、体力的にも精神的にも不調になりやすい時期ですよね。そんな中でぎっくり腰になってしまうと、沐浴や赤ちゃんのお世話は本当に大変だったことと思います。ご主人の「沐浴するのが怖い」という気持ちもわかりますが、大変な時こそお互いに協力して乗り越えていきたいものですね。
いかがでしたか? 今回は、赤ちゃんの沐浴で起こったエピソードをご紹介しました。生まれて間もない新生児のお風呂は、ママもパパも慣れないうちはドキドキするものです。わからないことや不安なことがあれば、遠慮せず助産師さんや周囲の人に相談しながら、少しずつ慣れていけるといいですね。