なかなかトイレに行けない!
当時25歳だった私。そのころは仕事がとても忙しく、勤務中はなんとか隙間時間を見つけてトイレに行くような感じでした。
しかし、人数の多い職場なのにトイレは1つしかなく……。「今なら行ける!」とトイレに行っても、誰かしらが入っていて、時間がないと後回しにするしかないということもよくあって……。
結局、何時間も経ってから「あ!トイレに行こうと思っていたのに、忘れてた!」ということが多々ありました。
生理終了2~3日後、出血が
そんなある朝、職場でトイレに行ったときのことです。用を足して、流そうとして、ふと便器の中を見ると、血が。
でも、このとき私は生理が終わって2~3日後のことだったので、不思議とは感じず、「残っていた経血が出てきたのかな~」くらいに思い、仕事に戻りました。
しかし……。
あの出血は生理じゃなかった!
数時間が経ったときのことです。おなかに少し痛みを感じました。そこで、トイレに向かうと、排尿したときにも痛みが……。そして、この痛みはだんだんと強くなり、ついには黙って排尿することができないほどになってしまいました。
あまりの痛みに、私は仕事帰りに病院へ直行。診察の結果は「膀胱炎」でした。そうです、朝見たのは生理による経血ではなくて、膀胱炎による出血だったのです……。
診察後、私は病院で点滴をしてもらい、ようやく少し復活。なんとか帰宅することができました……。
生理後の出来事だったということもありますが、まさか膀胱炎の出血を経血と間違えるとは……。たとえ出血時に痛みがなくても、生理以外で出血をすることは、異常事態なんだと学びました。また、これ以降はトイレを我慢しないことを心に誓い、同じようなことが同僚に起きないように「膀胱炎になるから、ちゃんとトイレには行ってね!!!!」と頻繁に声をかけるようになりました。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
文:むとこ/女性・主婦
イラスト:アゲちゃん
監修:助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
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