義両親、ついにわが家へ
子どもが生まれて1カ月たったころ、遠方に住む義両親がついにわが家へやって来ました。今までは来ることのなかった義両親ですが、初孫に会うための長旅です。私はかなり前から犬を飼っていたのですが、夫は犬を飼った経験がなく、義両親も同様でした。
訪問当日は、思いの外、和やかに会話が進み、子育ての話で盛り上がりました。夫の幼少期のアレルギーについて尋ねたり、笑いも交えながら、初めてにしてはいい雰囲気。私は「これは良い日になるかも」と思っていたのです。
まさかの“おもてなし”
その油断がいけなかったのかもしれません。ふと視線をやると、義父がうちの犬にチョコレートを差し出していたのです。お茶請けに出していたもので、犬が「あ〜ん」とかむ直前! 私は心の中で「ウソでしょ!?」と叫びつつ、慌てて止めました。
犬にとってチョコレートは与えてはいけない食べ物。チョコレートの中に含まれる「テオブロミン」という成分をうまく分解できず、中毒を起こす危険があるからです。義父は犬を飼ったことがなく、その知識がなかったようです。私は衝撃で固まりながらも、「これは絶対に説明しなきゃ」と強く思いました。
知識のギャップに驚く
夫のアレルギーについてはしっかり覚えていた義両親。それなのに、犬にチョコレートがダメなことを知らないなんて……。私はそれが一般常識だと思っていたので、驚きを隠せませんでした。
でも、いくら年齢を重ねていても、自分が体験していないことには意外と無知でいるもの。義父に悪気はなくても、「犬は家族」だと考えている私にとっては大事件でした。今後また同じことが起きないよう、丁寧に伝えていこうと決めました。
まとめ
育児と同じくらい、犬との暮らしにも知識や気づかいが必要です。年上だからといってすべてをわかっているわけではない、今回の出来事は、そんな当たり前のことを改めて気付かせてくれました。
義父には「チョコはNGですよ!」と明るく伝えました。大切なのは、責めるよりも共有すること。子どもも犬も、みんなが安心して暮らせる家にするために、今後も歩み寄っていきたいと思います。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:中村 なお/30代主婦。2児の母。趣味はパン作り。子どもと犬に振り回される日々がマイペースに続いている。
イラスト/まげよ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年6月)
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