お金のプロが伝授!キャッシュレス決済の分類とメリット&デメリット

2019/02/21 20:00
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この記事では、ファイナンシャルプランナーの大野先生がキャッシュレス決済の分類とそのメリット・デメリットを解説してします。前払い方式は使いすぎる心配が少ない、後払い方式は高額な買い物をするのに向いているなどの特長があるようです。
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キャッシュレスのイメージ

 

ここ数年、買い物やサービスなどを現金以外で支払うキャッシュレスの種類や利用できる場所が増えてきました。一方で2019年10月に消費税が10%に増税されることに伴う負担増への対策として、キャッシュレスの支払い(決済)に対し、ポイント還元をする政策が検討されています。

 

キャッシュレス決済を使いこなしている人がいる一方で、現金での支払いが中心でキャッシュレス決済に慣れていない人も少なくありません。キャッシュレス決済を支払う(残高が減る)タイミングで分類しながら、メリット・デメリットをお伝えします。

 

キャッシュレス決済は残高が減るタイミングで3つに分類

キャッシュレス決済とは、シンプルに説明すると「現金以外の方法で支払うこと」です。キャッシュレス決済の方法はたくさんの種類があり、使い分けや覚えるのが難しそうですが、支払う(残高が減る)タイミングによって3つに分類できます。

 

使う前にお金を預ける(チャージする)①前払い方式(プリペイドとも)、使うタイミングで支払われる②即時払い方式(同時支払い・リアルタイムペイとも)、使った後で請求が来る③後払い方式(ポストペイとも)の3つとなります。

 

カードやスマートフォンアプリ、電子マネーなど使う媒体によっても分類できますが、いずれも①〜③が用意されていることが多いので、残高の減るタイミングで区別するとわかりやすいです。
 

すべてに共通するメリットは、現金を持ち歩かなくて良い、小銭やお釣りのやり取りが不要になる、盗難や紛失の際に利用を停止できる点です。主なデメリットしては、利用できる場所が限られる、停電時に対応ができない、現金の増減による管理ができないなどが考えられます。

 

前払い方式は使いすぎる心配が少ない

前払い方式は以前から割と使われていた方式で、プリペイドカードもこれに当たります。現在では、iTunesやGooglePlay、Amazonや楽天などのギフトカードが当てはまりますが、テレホンカードやクオカードもプリペイドカードです。

 

また、ICカードやおサイフケータイで使うことも多い、Suica、WAON、楽天Edy、nanaco等は前払い式の電子マネーです。以前はカードを現金で購入して使用することが多かったのですが、使用前にチャージするタイプのものやコードを登録するタイプのものが主流となってきています。事前に支払った(チャージした)金額しか使えないため、使いすぎる可能性が低いことがメリットです。

 

チャージできる金額に上限があるため、電車・バスなどの公共交通機関や対応している店舗の多いチェーン展開しているコンビニエンスストアやドラッグストア、飲食店で使用するのに向いています。一方で上限額や利用店舗に制限があるため高額商品の購入には向いていなく、また不足でのチャージが必要な点はデメリットになります。使いすぎる可能性は低いため、キャッシュレス決済をこれから始める人は、最初は前払い方式のものを選ぶと良いでしょう。


即時払い方式は現金に近い感覚で使える

即時払い方式は使った時点で、銀行等の口座から使った金額が引き落とされる方式です。現金と同様に使った時点で残高が減るため現金に近い感覚で使え、口座に残高がなければ使えない点が特徴でありメリットです。

 

この即時払い方式は、デビットカードかそのアプリであることがほとんどです。デビットカードの使い方はクレジットカードと同じように会計時にカードで支払う旨を伝えた上で暗証番号の入力やサインをして完了となりますが、店舗や金額によってはサインをしなくて良い場合もあります。

 

使用できる店舗はクレジットカードが使えるお店でカードブランドが一致することが必要です。スーパーマーケットやホームセンター、ドラッグストアなど日常の買い物で1か月ごとに予算を立てるものに向いている一方で、利用できる店舗が限られている点がデメリットと思われます。
 

後払い方式は高額な買い物をするのに向いている

主な後払い方式の決済方法はクレジットカードです。支払いをする時点で手元や残高に持ち合わせがなくても、支払いができる点が特徴でありメリットでもデメリットでもあります。クレジットカードの特徴や使い方は過去記事「持たないほうがいい? クレジットカードとの上手な付き合い方」をご確認ください。

 

大きな買い物をするときは多額の現金を持ち歩かずに済みますし、毎月支払う必要なる固定費(光熱費・通信費・家賃・保険料等)の支払いに使える場合は、ポイントを貯めつつ明細をまとめられるので、メリットも少なくありません。


2018年頃から種類の増えたスマホ決済は、電子マネーや銀行口座、クレジットカードやポイント等を紐づけ、バーコード等を読み取ることによって支払いができる方法のため、前払い・即時払い・後払いのいずれかであることを確認してから使うようにしましょう。アプリやサイトによっては複数の方法が用いられるケースもあるので注意が必要です。例えば、前払いの残高がある場合はチャージした残高を使い、残高を超える利用がある場合は登録しているクレジットカードから決済するような設定がされている場合もあります。

 

最終的にはお店や支払内容、ポイント還元率等によって使い分けできることおすすめしますが、慣れていない人は使い過ぎない前払いの電子マネーと即時払いのデビットカードから使い始めると良いと思います。

 

現金がほとんど使えなくなることが日本ですぐに起こるとは考えにくいのですが、キャッシュレス化の進展は止まりそうにもありません。現金派の人もできるところから無理なく使い始めてみましょう。

 

監修者・著者

ファイナンシャルプランナー 大野高志


1級ファイナンシャルプランニング技能士、CFP®(日本FP協会認定)。独立系FP事務所・株式会社とし生活設計取締役。予備校チューター、地方公務員、金融機関勤務を経て2011年に独立。教育費・老後資金準備、税や社会保障、住宅ローンや保険の見直し、貯蓄・資産運用等 多角的にライフプランの個別相談を行うとともにセミナー講師として活動しています。


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