出産から1年後、子どもの世話に悪戦苦闘するまいさんをよそに、カズさんとみくさんは、まいさんの妊娠中から不倫関係を続けています。怪しい行動があるものの、夫は巧妙な嘘で乗り切り、まいさんは不倫の事実に気づいていません。
そんなある日、復職を控えたまいさんは、断乳の相談のため家族で産院へ。しかし、まいさんの診察中、カズさんがみくさんと長話をしていたことが原因でゆいちゃんが車に轢かれかけるという事件が起こります。
まいさんは夫に不信感を抱きますが、断乳のために夫に助けてもらおうとします。しかし、まいさんが発熱してもカズさんは「病気じゃないだろ」と吐き捨て、不倫相手の家へ。
体調が悪いまいさんは、上司の鬼ツカ課長に、復職前の面談をキャンセルしたいと連絡。自己嫌悪に陥りながら、ひとりでは病院に行くこともできず、心の中で助けを求めます。すると、そこに現れたのは……!?
危機的な状況!訪れた意外な人とは…
※乳腺炎……母乳がきっかけとなる炎症反応で、38.5℃以上の発熱、悪寒、体の痛みなどが伴う症状
まいさんの家を訪ねてきたのは、鬼ツカ課長。
まいさんは鬼ツカ課長に付き添ってもらい、ようやく病院へ行けました。
鬼ツカ課長は休日出勤の帰りに、心配でまいさんの家に立ち寄ったとのこと。
子育てと復職の両立がうまくいかず涙するまいさんに、鬼ツカ課長は「完璧じゃなくても、娘さんはあなたが大好き。それでいいじゃない」と言葉をかけるのでした。
大泣きする娘、高熱の妻を置き去りにして逢瀬を楽しむ不倫夫。そんなこととはつゆ知らず、限界ギリギリのまいさんのもとに現れたのは、まさかの鬼ツカ課長でした。頼れる上司の登場に、まいさんも安心したのではないでしょうか。
育児も家事も、復職準備も全部ひとりにこなそうとするあまり、自分を追い込んでしまう女性は決して少なくありません。もし自分のまわりにも同じ状況の人がいたら、鬼ツカ課長のように、そっと寄り添いやさしい言葉をかけられる人でありたいものですね。
※乳腺炎:乳腺炎とは、乳房内に長時間溜まった母乳が炎症反応を引き起こし、乳房に痛みや腫れ、熱感、赤みが生じる病気です。38.5℃以上の発熱、悪寒、インフルエンザのような体の痛みおよび全身症状を伴うものとされています。多くは頻回の授乳や助産師によるマッサージにより乳汁の詰まりをとってあげることで改善がみられますが、感染性の乳腺炎に移行した場合は内服治療や外科的な処置が必要になることも。気になる症状があるときには、かかりつけ医や近隣の助産院などに相談して、指示を仰ぐようにしましょう。