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自分の育児法を押し付ける義母「嫌いな物は無理にでも食べさせな!」しかし数日後急に謝罪…義母に何が

ある週末の午後、自宅から徒歩約5分のところに住んでいる義母が、アポなしで突然自宅にやってきました。3歳の娘はちょうどお昼寝の前で、グズグズしています。「またお昼寝前に泣いてるの? いつも甘やかしすぎなのよ。もっとビシッとしないと将来もっと苦労するわよ!」という義母のいつもの嫌みなひと言に、私は心の中で「また始まった」と思いながらも、笑顔を作って対応していました。

 

子育て方法に口出ししすぎる義母

義母とは子育てのスタイルについて、長女が生まれたばかりのころから何度もぶつかってきました。​今回も​「私の時代はもっと厳しくしつけてたわ。抱き癖がつくからすぐ抱っこしないほうがいいわよ」と聞き飽きたセリフを言われてうんざり。

 

そして晩ごはんの時間には「いつまでも野菜がきらい! って食べなかったら大きくなれないわよ! ほら、食べなさい!」と、苦手な食べ物を目の前にした娘を睨みながら言い放ち、無理やり口に運ぼうとするのです。私が「今は無理強いするよりも、少しずつ慣らすほうが……。どうして食べたくないのか、私から聞きますから」と伝えると、「甘すぎるのよ!」と再び言い返されます。結局娘は頑として食べませんでした。

 

その後、私は少しでも栄養がとれるようにと、食後のデザートを娘に与えました。その途端、「ごはんをよく食べもしないでデザートなんて、食育がなってないわね! 好き嫌いなく食べさせるのが昔からの食育ってものよ」と怒る義母。この発言を機に私はもう堪えきれなくなり、「お義母さん、申し訳ないですけど、育て方に口を出さないでください! うちは私たちなりに今の時代とこの子に合ったやり方で育てています。​一方的に「食べなさい」と強制するのではなく、どんなものなら食べられそうなのか、どうして食べたくないのか子どもの気持ちに耳を傾けることを重視しているんです。ご自分の子育てに誇りがあるのはわかりますが、私たちのやり方も少しは尊重してほしいです」と反論しました。

 

すると、いつも笑ってやり過ごしていた私の今までにない反発に、一瞬にして空気が凍りつきます。しかし、なんと義母はなにも言わず、唇を固く結んだまま帰ってしまったのです! 

 

 

すると数日後、夫が義母から「いつも感情的になってごめんなさいね。あなたがはっきり言ってくれたおかげで、時代が違うことにやっと気づかされた気がしたわ」と突然のメッセージが。急になんで? と思って夫に画面を見せると、夫も自分宛に来た義母からのチャットを見せてくれて、「母さんこれ読んでみるって。お前にちゃんと謝りたいって言ってた」とひと言。チャットには、育児本の画像が貼ってありました。それから義母は少しずつ変わり、娘と遊ぶ時間を楽しみに、私の子育て方針にも沿うよう接してくれるようになりました。


子育ては親だけのものではなく、周囲からの協力や理解も大切。「昔はこうだった」に流されず、自分の育児に責任を持つことの大切さを改めて実感した出来事です。
 

 

著者:桂ゆかり/30代・ライター。働く乗り物が大好きな5歳の男の子と、ティッシュをひらひらして遊ぶのが大好きな3歳の女の子を育てるママ。夫は夜勤のため、月〜土曜日までワンオペの日々を過ごしている。

 

作画:ひのっしー

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年5月)

 

 

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