「編み込みがいい!」と泣く娘
子どものヘアアレンジが大の苦手な私。この日は朝から長女の機嫌が悪く「この髪型かわいくない」と泣き出しました。お友だちの髪型を見てうらやましくなったのか、「編み込みにしてほしい」と言い出しました。
私は編み込みができないうえに、直していると仕事に遅刻してしまいそうな時間。泣きわめく長女に心を痛めながらも車に乗せ、保育園へ向かいました。
保育園で長女を迎えてくれたのは新人の先生。事情を伝えると、「その髪型すごくかわいいよ」と長女に声をかけなだめてくれていました。
しかし長女は、自分では気に入っていない髪型を褒められても納得できないようで、「編み込みがいいのに」と一点張りで泣き続けるばかり……。
ベテラン先生が現れて…!?
先生に申し訳なく思いながら仕事へ向かおうとしたとき、奥からベテラン先生が登場。
「◯◯ちゃん、どうしたの? 編み込み? 先生がなんでもやってあげるよ!」と声をかけてくれたのです。私は驚きつつも、泣き止んだ娘の様子を見てひと安心。ベテラン先生にお礼を言いながら、その場を後にしました。
仕事を終えて保育園へ迎えに行くと、すごくかわいらしい編み込みをしてもらった長女が笑顔で出てきました。忙しい中、丁寧なヘアアレンジをしてくださった先生には感謝しかありません。
長女は満足してくれたのか、その後、編み込みのリクエストはありませんでしたが、私もネットで簡単なヘアアレンジを調べて実践したり、かわいい髪飾りを用意したりするように。保育園に行くときの髪型で長女が怒ることはなくなりました。
保育園にはいろいろな髪型の子がいるので、長女もうらやましく思うなど、女の子らしさが出てきたのだなと成長を感じた出来事でした。
子育ては予期せぬ出来事の連続です。今回の出来事も今では笑える日常の一コマですが、そのときは仕事もあり必死に焦っていた私。自分だけではどうにもならないとき、保育士さんはいつも心強い味方になってくれました。先生の神対応に助けられ、安心して仕事に向かうことができ、感謝の気持ちでいっぱいです。
著者:小嶋みほ/30代女性。2019年生まれの女の子と2021年生まれの男の子のママ。6年間の医療事務経験を経て、現在は看護師8年目です。ワーキングママとして日々奮闘中。
イラスト:ちゃこ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年6月)