知らない男性が急にノック!?
ある日曜日、7歳の長男と6歳の次男を車に乗せてセルフのガソリンスタンドへ行きました。給油がそろそろ終わるというころに、車の中で待っている子どもたちに目を移すと、次男が「トイレに行きたい! もれそう!!」と車の中で騒いでいます。ちょうど、同じ敷地内にあるコンビニで税金の支払いをしようと思っていたので、急いで給油を終わらせて車に乗り込み、隣接しているコンビニの駐車場へ向かいました。
「早くトイレ! トイレ!」と急かす次男。一秒でも早くトイレへ行かなければとエンジンを切ろうとしていると、隣の高級車に乗り込もうとしている強面の男性がこちらをじろじろ見ています。「慌てて車を停めたから、隣の高級車に近づき過ぎてしまったかな? もしかして、なにか文句を言おうとしているのかも」と、おどおどしていると、その強面の男性が運転席の窓をコンコンと叩き、なにかを訴えてきました。
「えっ! 怖い」と思わず驚いてしまい、私が動けないでいると、長男が「おじちゃんがなんか指さしてるよ」としきりに伝えてきます。「なにを指さしているのだろう」と思い、おそるおそる窓を開けて話を聞いてみると「おたく、給油口の扉がちゃんと閉まってないよ! 危ないよ!」と焦って教えてくれていたのでした。どうやら、次男のトイレのことに気をとられ、給油後にしっかりと給油口の扉を閉めないまま車を運転していたようです。
私が、慌てて男性にお礼を言うと、子どもたちも「おじちゃん、教えてくれてありがとう」と続けてお礼を言い始め、男性はニコニコと手を振って自分の車へ戻って行きました。
私は、人を見た目で判断してしまったことを反省しました。そして同時に、今回のように親切にしてくれる人もいるんだなと、心があたたかくなりました。自分自身も同じような場面に遭遇したら、あの男性のように行動できるようになりたいなと思う出来事でした。
著者:鈴木遼子/30代・ライター。7歳と6歳の年子の男の子を育てる母。毎日パワフルに活動する子どもたちに振り回される日々だが、大好きなコンビニスイーツを食べて体力を回復している。
作画:Pappayappa
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年5月)
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