深夜に庭で大はしゃぎ…
息子が小学校に上がり、初めて迎えた夏休みのことです。「明日もお休みだから夜更かししてもいい!?」と目をキラキラさせる息子に許可を出し、いつもより1時間ほど遅く就寝した息子。そんな息子を眺めながらいつの間にかウトウトし、隣で一緒に寝てしまった私は、ふと外から聞こえる騒音で目を覚ましました。
時計を見ると午前0時を過ぎたところ。なんの騒ぎだろうとベランダに出て隣を見てみると、そこには外でプール遊びをする子どもの姿が! なんと隣人の子どもとその友だち数人が夏休みに泊まりにきていたようで、深夜にも関わらずプール遊びではしゃいでいたのです。子どもたちは小学生高学年から中学生までが4~5人。深夜にも関わらず、大声で叫びながらプールに飛び込む子どもたち。ギャハギャハと笑う声や水の音が、深夜の住宅街に響き渡ります。さらに、水鉄砲の水が周りの家の窓にも容赦なくまき散らされていました。
さすがにやめてほしいと思ったので注意しようと外へ出ると、うるさく感じたのは私だけではなかったようで、近所に住む40代くらいの女性が既に注意をしに行っていました。「こんな時間にプールなんて、何考えてるの! 近所迷惑だからやめてくれる?」と子どもたちに叱る女性。そこでやっと子どもたちの父親と思われる、酔って顔が赤くなっている男性が玄関から出てきました。そして、「わが家の敷地内でのことです! 他人にとやかく言われる筋合いはありません!」と信じられないことを言うではありませんか。いくら敷地内で遊んでいたとしても深夜の大声は近所迷惑ですし、周りの家に水をかけていることも迷惑です。
気づけば注意をしに行った女性と隣人男性との言い合いが始まっていました。どんどんヒートアップする両者。さらに、あおるように大声で歌を歌いだす子どもたち。他の近所の住人たちも少しずつ外に出てきて収拾がつかなくなり、誰かが警察に通報しました。
するとそれまで威勢のよかった隣人男性でしたが、さすがに警察沙汰になるとは思っていなかったようで「せっかくの夏休みだから、思い出をつくってやりたかった。大人は酔っていて周りを気にする余裕がありませんでした。申し訳ありません……」と謝罪。子どもたちも警察まできたことにおじけづいたようでおとなしくなり、その場は収まったのでした。
知人に聞いた話によると、その夜の出来事は小学校や中学校まで話がいき、当事者である子どもたちとその保護者には学校からも指導が入ったとか。親が子どもに「普段体験できないことを」と思う気持ちはわかりますが、常識を教えるのも大人の役目だと改めて考えさせられた出来事です。
著者:水沢ありか/30代・ライター。鉄道が好きな9歳の息子を育てるママ。休日は親子で電車を眺めに出かけて楽しんでいる。
作画:Pappayappa
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年4月)
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