義父の衝撃発言に、いつも穏やかな父が…!
「ほら、女性は身分が低いから。本当に男の子でありがとう」
あまりのことに私はその場で言葉を失い、固まってしまいました。隣で聞いていた夫は「ごめん、親父は酔ってるから気にしないで」と言うだけで、義父に対して何の言葉もありません。その夫の態度にも、私は落胆してしまいました。
そんなとき、静かに聞いていた私の父が、突然立ち上がってこう怒鳴ったのです。
「うちの娘になんてこと言うんや!謝れ!」
普段は穏やかでおっとりしている父が、あれほど激怒する姿を見たのは初めてでした。義父はタジタジになりながらも、私に謝ってきました。義父の謝罪よりも実夫の行動が心からうれしかったのを覚えています。父は、私にとって最強で最高の存在です。
その後も、年に一度のバーベキューは変わらず続けています。あの日以来、義父が男尊女卑的な発言をすることはなくなり、子どもたちのこともかわいがってくれるようになりました。あのときの言葉は、きっと一生忘れません。それでも最低限の関係は保ちつつ、これからも家族としての付き合いは続けていくつもりです。
◇ ◇ ◇
たとえ家族の集まりであっても、誰かを傷つけるような言葉には、ときに毅然とした態度で向き合うことが必要かもしれません。そうした言葉を放置してしまうと、偏見が正当化され、次の世代へと受け継がれてしまう可能性も。「言葉」が持つ力と、その責任を忘れずにいたいですね。
著者:青木ゆうか/30代 女性・主婦。2児の母。現在は育児に加え、親の介護にも奮闘中。
イラスト:ホッター
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年7月)
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