結婚式の準備をスタート
私と婚約者のA男は同居を始め、結婚式の準備をしていました。誰を招待するかという話になり、私は「本当は呼びたくないけど……」と思いながらも、幼なじみということもありB子を招待することに。
B子は幼いときから私のことをバカにしており、「あんたって、本当にダサいね！」「彼氏は一生できないと思う」などと言われていたのです。さらに、高校生になり初めてできた彼氏を紹介すると、私の目の前で「こんな地味な子より私のほうがかわいいし楽しいよ！」と言って、彼を奪ったのでした。
そのため、社会人になり実家を出てからは、B子とは会っていませんでした。ただ、実家が近所のため両親同士は付き合いが続いており、私の婚約や結婚式の話は、親を通してB子に伝わっていたようです。
B子から怒りの電話が
そんなある日、A男に職場の先輩から電話が入りました。聞けば、「お金を貸してほしい」と頼まれたとのこと。A男によると、この先輩はギャンブル好きでいつもお金がなく、いろいろな後輩にお金を借りているといいます。
一方、私にはB子から突然電話が！
「私より先に結婚だなんて許せない！」と怒っている様子。さらに、「相手は大企業勤務のイケメンって聞いたけど、本当なの？」と聞いてきます。
呆れてしまった私は「うん、結婚相手はとても素敵な男性だよ。忙しいから切るね」と言って、電話を終わらせたのでした。
B子がA男にアプローチ！？
しかし数日後、またしても彼女から電話がかかってきたのです。無視していると何度もかかってくるため、私は仕方なく出ることに。すると、私の母親からA男の会社名を教えてもらい、彼のSNSアカウントを突き止めてDMを送ったというのです！
「A男くんのこと奪っちゃうね！ 彼、私に一目惚れしたって！」
私は動揺しながらA男に確認すると、「そもそも僕、SNSはやっていないよ」と困惑。不思議に思っていると数日後、「彼とデートしたよ！」とツーショットの写真が送られてきました。そこに写っていたのはA男とは別人で、私は「これ誰かな？」とA男に見せると、彼は驚きの発言をしたのです！
B子の相手の正体とは
こうして迎えた結婚式当日。式の直前にB子から電話が。
「今日は結婚式だよね？ かわいそうだけど、新郎と付き合うことになったから、彼は欠席するって。今、彼と一緒にいるの」
私は「はぁ……」と大きなため息をついてから、「わかった。B子も欠席するのね」と言って電話を切り、A男と腕を組みながらチャペルへと向かいました。
そして結婚式は無事に終わり、A男と余韻に浸っていると、またしてもB子が電話をかけてきました。
「私の彼氏、あんたの結婚相手じゃなかったんだけど！！ お金も貸したのに、どうしてくれるのよ！！」と相当焦っているよう。そう、実はA男の会社にはA男と同姓同名の社員がおり、その人はギャンブル好きの先輩だったのです。
B子の末路とは…
B子はその先輩のことを私の婚約者と勘違いし、お金を貸したり高級なプレゼントを贈ったりしてしまったよう。受話器越しにB子はギャーギャーと騒いでいましたが、「人の婚約者を略奪しようとするからいけないのよ。お金は自分で取り返してね」と一蹴し、電話を切ったのでした。
その後、母親から聞いた話によると、先輩はなかなかB子にお金を返さずトラブルになっているよう。何度かB子から助けを求める連絡がきましたが、私は彼女の連絡先をブロック。本物のA男と、ラブラブな新婚生活を送っています！
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
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