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私22歳。彼42歳。私は結婚を考えているのに、彼は…?私が彼に仕掛けた「最後の賭け」

私が22歳で大学生だったころ、初めての東京旅行で出会った彼は私よりも20歳年上でした。展示会へ行ったときチケットの列でたまたま話しかけられ、趣味の美術の話で盛り上がり、ほぼ勢いで付き合うことに。しかし、北海道に住む私と東京で働く彼は遠距離恋愛で……。

年上の彼との遠距離恋愛生活

彼との遠距離恋愛では、主に私が東京に行って会うというかたちでした。私は北海道でひとり暮らしをしており、アルバイトや学業で忙しかったため、夏季休暇などの長期休みを利用して彼のもとへ向かい、その間は彼の家で半同棲のように過ごしていました。

 

彼と食事を共にして、時間がある日はデートをして一緒に1日を終える。普段、遠距離で会えないからこそ、彼に会えたときの幸せは他と比べることなどできませんでした。

 

彼と過ごすうちに「結婚できたらどんなにいいものか」とふんわり結婚を意識するようにもなりました。

 

来てくれないなら別れる!

結婚を意識し始めてからすぐ、彼に「北海道に会いに来てほしい」と言いました。

 

今までは私から彼に会いに東京へ行っていましたが、彼が北海道に来てくれることはなく不公平さも感じていました。たまに「会いに来て」と言うこともあったのですが、彼は「今度行くよ」と言いながら仕事や日程の調整をしてくれず、「軽い気持ちで付き合っているのかも」「私との結婚などは考えていないのかも」と寂しさと不安が募るように。

 

そのため「来てくれなかったら別れる」という気持ちで賭けに出たのです。

 

普段の様子とは違う私の真剣な様子に彼も何か察したのか、すぐにスケジュールを調整してくれ、彼は北海道まで来てくれたのです。

 

当時を振り返って夫は、「最初は真剣な恋愛は面倒だと思っていた。でも、次第に自分のなかできみが大切な人になってきていた。“北海道に来てほしい”という言葉に真剣さを感じて将来を見据えて腹を括ろうと決心した」と言っていました。

 

初めての海外旅行でプロポーズ

その後、私は東京での就職が決まり、卒業後は彼と住むことになりました。ある日、卒業旅行も兼ねて彼と韓国旅行へ行くことに。旅行の計画を立てながら、私はソウルタワーで彼にプロポーズをしようと考えていました。しかし、旅行当日、ソウルタワーの頂上に着いた途端になぜか自信をなくしてしまって……。そうやっているうちに観光は終わってしまい……。

 

私が「言えなかった…」と落ち込んで歩いていると、ふと彼と遠距離恋愛中の思い出が浮かび上がってきたのです。楽しかったことも不安だったこともあったけれど、私はやっぱり彼が好き――。

 

私は意を決して「結婚してください」と伝えると、彼は「今?! 道の真ん中で?!」と驚いていましたが、すぐに「喜んで。結婚してください」と返事をしてくれました。遠距離恋愛を乗り越えた幸せな瞬間でした。

 

遠距離恋愛はすれ違いが生じやすかったり、2人でいる未来が見えず1人で悲観的になったりと、会えない寂しさや不安に押しつぶされることもありました。それでも、私たちはお互いを思い合い、夫婦になることができました。これからも、彼を愛する気持ちを大切に過ごしていきます。

 

 

 

著者:遠藤ひろこ/女性・主婦
イラスト:ふるみ

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています

 

 

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