大移動の末、まる子さんはようやく実家の最寄り駅に到着しました。迎えに来てくれていた父の運転で、久しぶりに実家へと帰ることに。義母と同じ時期に同じ箇所を圧迫骨折していた実母は、てっきり義母と同じように背が曲がっていると思っていたのですが……そこにはピーンと背筋を伸ばして立つ実母の姿が。すぐに病院に行き、先生から言われた通りにコルセットを装着していた実母は、病院になかなか行かずにコルセットも苦しいと言って装着しなかった義母とは、経過があまりにも違っていて、まる子さんは衝撃を受けたのでした。
実母を観察すると…
事前にこう伝えていたおかげで、実母はリハビリを頑張り、トイレには自力で行けるようになっていました。しかし、一度横になると起き上がるのが大変で、紙おむつは欠かせない状態です。
リハビリだと言って自宅で食事の支度はしていますが、手術をしたところの少し下あたりに鈍痛としびれがあるようです。
シャワー浴を手伝ったあと、実母の足元を見ていてあることに気づきました。
それは、むくみと血色の悪さ。
クリームを使ってマッサージをすると、垢がポロポロと……。血色が悪く見えたのは、これが原因?
ちなみに、今の実母は膝から下については何もできない状態です。
一応自立する杖を使ってはいますが、うっかり倒してしまうと拾えずに困ることも……。
ただ、長時間立っていると痛みが出るのは、骨折した部分よりも圧迫骨折をした腰のほうらしく、そういえば義母も同じことを言っていたな……と思い出したのでした。
リハビリを頑張っていた実母は、自分でトイレに行けるようにはなっていましたが、一度横になると起き上がるのに苦労するため、紙おむつが欠かせない状態。自宅でもリハビリだと言って食事の支度もしているものの、手術をした部分より少し下あたりに鈍痛としびれがあるようです。そして、シャワー浴に付き添ったあと、テレビを見ている実母の足元にふと目をやると、膝から下にむくみが生じている様子。圧迫骨折後から外出がおっくうになったため、足の筋力がかなり落ちているようです。
今回の大腿骨骨折でさらに外出が減り、体力が落ちなければいいなと心配……。義母と同じように、どんどん引きこもって歩かなくなっていかないだろうか……。とはいえ、まだ退院したばかり。一週間くらいは家の中を歩きながら体力が回復してくれればいいのですが。そうなってくれないと、父が大変な思いをするのは目に見えています。両親の老老介護を目の当たりにして、遠くに住んでいることへのもどかしさを感じてしまいました。
今、実母は膝から下については何もできない状態で、ズボン、靴下、下着、足の爪切りなどはサポートが必要です。そして、物を落としたら拾うことができず、自立式の杖をうっかり倒してしまい困ることも……。玄関や台所など、要所要所に父が手作りの杖ホルダーを取り付けていました。ただ、長時間立っていると、痛みが出るのは骨折した部分よりも、圧迫骨折した腰のほうらしく、義母も同じことを訴えていたのを思い出したのでした……。
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老老介護をせざるを得ない状況なら、周りは見守るしかできませんが、共倒れになってしまうのが一番心配ですよね。でも、誰かが常にサポートできる状況だと甘えがでて頑張らなくなってしまうことも想像できるので、どちらが良いのかは難しいところです……。
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