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「8カ月です〜♡」ベビー用品店で夫と買い物する見知らぬ妊婦→私と目が合い焦る夫…衝撃の結末とは

私は現在産休中で、出産準備に追われる毎日。幸せに満ちあふれた時間のはずなのに、つい良くないことばかり考えてしまいます。

実は私の妊娠がわかったころから、もう何カ月も夫の様子がおかしいのです。心ここにあらずといった状態で、出産準備にも非協力的で……。

ここ最近の夫は、それまで以上に様子がおかしく、週末はほとんど家にいません。平日の夜も帰りは遅く、週末は土曜の朝に出かけると帰りが日曜の夜になることも多々。

 

出かける理由も不自然で、遠方の友人の結婚式が連続したり、友人の引っ越しの手伝いが連続したり……。今週は学生時代の友人が引っ越すそうで、来週は会社の先輩が引っ越すそうです。

 

そもそも、出産が近いからと、週末は予定を空けておいてほしいと私は前から夫に頼んでいました。夫にも付き合いがあるのはわかりますが、それをドタキャンして、妊娠中の私を放置してまで手伝いに行くなんて……。

 

ベビー用品店でお買い物!?

夫が引っ越しの手伝いと言って出かけた日、私はベビー用品をそろえるため、夫を買い物に誘っていました。ネット通販も便利ですが、やはり実物を見て、2人で一緒に準備を進めたかったのです。

 

しかし夫は、「俺にはよくわからないから」と同行を拒否。「これで好きなもの買って」とお金だけを渡す姿はあまりに他人行儀で、自分の子だという自覚がないのかと、あきれてしまいました。結局、私はひとりで買い物に……。

 

お店に入り、ベビー服を見ていたら、ふと1組のカップルが目に入り、私はあまりの衝撃で思わずフリーズしてしまいました。私と同じくらい大きなおなかをした女性と、その隣に夫。「私たちの赤ちゃん、もうすぐ会えるね♪」「早く会いたいな〜」などと話す2人を見て、ぼう然としてしまいました。

 

そして、立ち尽くす私と目が合い、血の気が引いたように青ざめ、同じく立ち尽くす夫。まるで時間が止まったかのようでした。

 

もうすぐ会える? 私たちの赤ちゃん? 不倫も許せませんが、その不倫相手が妊娠しているという現実が、何よりも受け入れがたい……。不倫相手の買い物には、楽しそうに、うれしそうに付き合えて、妻である私との買い物は拒否。私は怒りで頭が真っ白でした。

 

さらに信じられないことは続き、なんと不倫相手のほうから私に話しかけてきたのです。まさか、私が妻だと知っていてけん制に……?

 

私と不倫相手の間でオロオロする夫

不倫相手は私が着ていたマタニティ服を見て「そのお洋服すてきですね〜。どこで買ったんですか?」と尋ねてきたのです。そのまま私たちは他愛もない会話をしたのですが、その場にはお互いに何を探っているような異様な空気が流れていました。

 

私たちが話している間、夫は不倫相手の1歩後ろでオロオロ。その情けない姿を見て、私は仕掛けることにしました。「ご主人が一緒で羨ましいです〜! うちの夫なんて、週末も家にいなくて、出産準備も家事も全部丸投げされてるんですよ!」などと夫の愚痴を言ってみたのです。

 

すると、私の言葉に触発されたのか、不倫相手も自分の身の上話を始めました。何かと理由をつけられ結婚を先延ばしにされて、妊娠8カ月まできてしまったと話す不倫相手。「生活費は入れてくれるから我慢してきたんですけど、親の具合が悪いとか、仕事が忙しいとか言ってあんまり会う時間もなくて……でも、この人、絶対浮気してると思うんですよね」と言います。さらに「私のことも自分の子どものことも中途半端で、最低すぎてあきれてるんです」と続けました。

 

その後は、お互いのパートナーへの愚痴があまりにも一致するため、私たちは思わず共感し合ってしまい、私は戦友を見つけたような気がして、うれしさすら感じてしまいました。そんな異様な雰囲気の中、不倫相手が突如私に「ごめんなさい!」と謝罪してきたのです。

 

私と夫のただならぬ様子を見て、私が夫の『浮気相手』だと思い、探りを入れようと話しかけたと告白した不倫相手。しかし、私と話してみるととても感じがよくて、話の内容からして自分が『浮気相手』だったのだと気づいたと言い、深々と頭を下げたのです。何度も謝る不倫相手でしたが、私は責める気にはなれませんでした。悪いのはすべて、独身だと嘘をついて不倫して、妊娠までさせた夫なのですから……。

 

私は「あなたを責めるつもりはありません」と告げました。私も不倫相手も、被害者です。「これから私たちがやるべきことはひとつです」私がつぶやくと、不倫相手が「子どもを守ることです」と続けました。

 

「最低な父親などいらない」と決意

私にとっても、不倫相手にとっても、守るべき一番大切なものは子ども。「最低な父親などいらない」と決意した私たち。それぞれ、夫との関係を解消し、シングルマザーとして頑張ることにしました。せっかく仲良くなれましたが、私と不倫相手が会うことはもう2度とないでしょう。少し残念ですが、それがお互いの幸せのためだと思います。その場で私は夫に離婚を告げ、不倫相手は別れを告げて解散しました。

 

その後、弁護士を通して協議し、私と夫は離婚。私は夫に不倫の慰謝料を請求し、養育費の支払いについても取り決めました。

 

実家に戻った私は、無事に出産。シングルマザーとしての人生を歩み始めました。両親のサポートを得ながら、初めての子育てに励んでいます。

 

夫は、事実を知った不倫相手のご両親が、夫の会社に乗り込んで激怒したようで、衝撃の二重生活が会社中で噂に。会社に居づらくなり退職したあと、義両親を頼ったそうですが、義両親は夫との縁を切って追い出したそう。私と義両親は良好な関係なので、孫を抱いてもらおうと会いに行ったときに離婚後の夫の顛末を聞きました。

 

私の両親からも義両親からも、たっぷり愛情を注いでもらって、私はこの子の幸せを全力で守っていきたいと思います。

 

◇ ◇ ◇

 

父親としての自覚がないどころの話ではありませんね。妊娠中の妻を放置して出かけることも、不倫も、不倫相手と子どもを作ったことも、すべての行動に責任感のない夫。すべてを失う結果となりましたが、これは当然の報い。自ら責任を取れないことは、絶対にしてはいけません。自分の言動には責任を持ちたいですね。

 

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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    ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

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