「俺なら余裕だわ」夫の無理解
子どもが生まれてすぐのころ、夜泣きがひどくて私はほとんど眠れませんでした。眠れない日々が続き、「寝不足でつらい」と夫に訴えても、夫は起きることもなく、「俺なら子どもと一緒にすぐ眠れるけどな。泣き声で起こされても、子どもが寝たら自分もまたすぐ眠れるし、俺なら余裕だわ」と軽く言われ、そのひと言が今でも心に刺さっています。
価値観の違いにイライラ
実家は遠く、夫は仕事が忙しくて夜もほとんど家にいませんでした。頼れる人がいない中、私はひとりで家事も育児も抱え込むしかありませんでした。夫に相談しても、共感の言葉はなく、育児や教育のことも真剣に考えてくれる様子はありませんでした。
そんな日々の中で、価値観の違いにイライラし、特に産後のつらい時期には「この結婚は間違いだったのかな」と何度も思いました。
何年たっても埋まらない溝
何年もたった今でも、「実家が近ければ育児がラクだったのに」と私が言うと、夫は「実家が近いと育児がラクになるの? それは全然思わなかった」と返してきます。誰にも頼れずひとりで育児をしてきた大変さを、夫は今でも本当の意味でわかっていないのかもしれません。そのことに、時々絶望的な気持ちになります。
まとめ
夫婦2人だけのときは、それほど価値観のズレを感じなかったのに、子どもが生まれてからはすれ違いが増え、「許せない」と感じることも多くなりました。特に産後のつらい時期に感じた恨みは、簡単には消えません。
それでも、あの時期を乗り越えたからこそ、今の自分がいるとも思えます。つらかった経験も、時がたつにつれて少しずつ心の中で整理されてきた気がします。夫に対して完全に許せたわけではありませんが、子どもと過ごす日々の中で、小さな幸せを見つけられるようになりました。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:花谷順子/30代女性・主婦
イラスト/きょこ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年7月)
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