「あっち向いてホイ!」楽しく車で待機
買い物の帰り、私と子どもたちはトイレに行った夫を車の中で待っていました。場所はコインパーキング。車内で「あとでアイス食べようか」なんて話しながら、テンションの高い子どもたちと、あっち向いてホイをして遊ぶことに。
運転席に娘が座り、助手席に座っている私と向かい合った状態で「ホイっ!」と指を動かしながら、思いきり笑っていました。
ガン見しながら車に近づいてくる男性…
しばらく遊んでいると、遠くから歩いてくる若い男性がふと目に入りました。なぜかこちらをガン見していて、その視線がまったく外れないのです。
思わず子どもたちと「え、こっち見てるよね?」とザワザワ……。もしかして、私達が男性のことを指さして笑っていると勘違いされてしまった? だんだん気まずくなり、あっち向いてホイをやめることにしました。
すると、男性はまっすぐこっちに向かって歩いてきたのです。
怒られる!?まさかの展開に!
その男性は怒っているように見えたので、子どもたちがいることもあり穏便に済ませたいと思った私は、ひとりで車を降り、謝ろうと身構えました。
そして、男性が「すみません……」と声をかけてきた瞬間、指をさして笑っていたわけではなく、あっち向いてホイをして遊んでいたと説明して謝りました。
ところが男性は、目を丸くして「えっ、いや、そうじゃなくて……」と一言。そして「それ僕の車なんです」と言い、「ピッ」と横の車のロックを解除。そのまま無言で車に乗り込んで行きました。つまり、その男性が声をかけてきたのは、私が車から降りて立っていたせいで、運転席に乗り込めず邪魔だったからのようでした。
そう、私は勝手に勘違いをしていたのです。男性は怒っていたわけでも、私たちに何か言いたかったわけでもなく、ただ単に「自分の車の隣の車内で家族が遊んでいる様子」が視界に入っていただけなのでしょう。
しかもその一部始終を、遠くから歩いてきた夫がばっちり目撃していて、「何してんの!」と車に乗り込むなり爆笑。子どもたちもつられて最後はみんなで大笑いをして終わった、ちょっと恥ずかしい出来事でした。
子どもを産んでからというもの、周りに迷惑をかけていないかなど、つい人目を気にし過ぎて自意識過剰になっていた私。周囲の状況を気にすることは大切ですが、敏感になり過ぎると今回のような勘違いを招くのだと学びました。これからは過剰にならないよう心がけつつ、子どもたちとの時間を大切にしていきたいと思います。
著者:野村 柚果/20代女性。2017年生まれの女の子と2020年生まれの男の子を育てる2児のママ。営業職。「頑張りすぎない子育て」がモットー。趣味はお菓子作りと旅行。目標はいつか家族で海外旅行に行くこと。
イラスト:あさうえさい
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年7月)