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5歳の息子と川へ「自然が豊か!息子も楽しそう♪」しかし連れて行ったことを後悔…帰宅後に私は息子へ

息子が5歳のころ、家族で自然豊かな川へ遊びに行ったときのことです。体がつかるようなところまでは入らず浅瀬で水をパチャパチャして楽しんでいた息子が、突然足を滑らせて転び、片方のサンダルが水に流されてしまいました。

この記事の監修者
監修者プロファイル

医師松井 潔 先生
小児科 | 神奈川県立こども医療センター 産婦人科

愛媛大学医学部卒業。神奈川県立こども医療センタージュニアレジデント、国立精神・神経センター小児神経科レジデント、神奈川県立こども医療センター周産期医療部・新生児科等、同総合診療科部長を経て現在、同産婦人科にて非常勤。小児科専門医、小児神経専門医、新生児専門医。
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川の浅瀬で遊んでいると…

すると息子は「取るー!」と大声で叫んだかと思うと、慌ててサンダルを追いかけて川の中へ走り出してしまったのです。子どもの膝あたりまでしかない水深だと思っていましたが、数歩進んだだけで流れが強まったようです。バランスを崩しそうになった瞬間、私は慌てて追いかけ、なんとか息子の腕をつかんで止めることができました。

 

その時の恐怖と、子どもが「何とかしなきゃ」と無意識に行動してしまう危うさに、身が引き締まる思いでした。

 

 

川に連れて行ったことを少し後悔しましたが、息子の楽しそうな表情を思い出し、帰宅後に改めて、「物が流れても大人が取るから動かないで」としっかり伝え、水辺に遊びに行くときは毎回事前に伝えるようしました。そしてこの一件以降は、ウォーターシューズを履かせるようにして、ただそばで見守るだけでなく、着ていく服や履き物にも十分注意しようと決意したのでした。

 

今では息子も「ママ、流れたらお願いね!」と冷静に言えるようになり、成長を感じています。

 

◇ ◇ ◇

 

お子さんとママさんが事故に遭わずに済んで、本当によかったです。

 

水の事故は1歳〜4歳ごろに特に多く発生します。このころのお子さんは身体能力が急速に発達し、好奇心が旺盛になるので危険な行動をしがちです。保護者の視界から5分未満しか離れてなくても事故が起こることもあるので、目を離さないようにしてください。

 

また、川や海でお子さんと遊ぶときは、どんなに浅瀬であっても必ず子ども用のライフジャケットを着用させましょう。浅瀬でも予想以上に流れが強いこともあり、急に深くなることもあります。そして、流された子どもを助けに川に入った大人が死亡する事故も多いので、大人もライフジャケットを着用してくださいね。そして、サンダルなどの脱げやすい履き物は避け、マリンシューズなどの水辺用の靴を着用するようにしましょう。

 

水辺のレジャーに行くときは、「ひとりで水に入らない」「急に走らない」「深いところには近づかない」「物が流されても取りに行かない」など、お子さんと事前によく約束しておくことも大切ですね。当日はなるべく目を離さず、水に入る場合は必ず手が届く範囲で見守るようにしてください。

 

楽しい思い出を作るためにも、しっかりとした準備と見守りを心がけ、水辺での安全対策を徹底しましょう。
 

 

著者:森月 ゆか/40代女性・会社員

10歳の息子を育てる母。趣味はドラマ鑑賞とアンティークショップ巡り。

 

作画:赤身まぐろ

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年7月)

 

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