捨てないで!茶色いポツポツこそ栄養たっぷり
買ってきてそのままキッチンに置いていたら、数日で茶色いポツポツが出現。「うわ、もう傷んだ!?」と焦ったことはありませんか?
このポツポツは「シュガースポット」と呼ばれ、完熟して甘さも栄養価もピークに達したサイン。青い状態から熟すにつれて、どんどんパワーアップしていくんです。
シュガースポットがあるバナナには「ポリフェノール」という成分がたっぷり。
ポリフェノールは体のサビを取って、紫外線による肌ダメージを抑えたり、動脈硬化や心筋梗塞などの病気を予防したり、いろんな働きをしてくれます。
そのため買ってすぐではなく、2〜3日置いて熟してから食べるようにしましょう!
バナナ×ヨーグルトで夏の2大悩みをまとめてケア!
せっかく栄養価が高まった完熟バナナ、どうせならもっと効率よく食べたいですよね。
「夏風邪がつらい」「熱中症が心配」そんな夏の悩みをまるごとケアしてくれるおすすめの組み合わせが、バナナ×ヨーグルトです。
腸を整えて免疫力アップ
いまの時期は猛烈な暑さで体力が奪われて、冷房との温度差で自律神経も乱れがち。実は冬よりも免疫力が下がりやすいんです。
そんなときの救世主がバナナ×ヨーグルト!
ヨーグルトには、腸に良い働きをしてくれる善玉菌(乳酸菌やビフィズス菌)が含まれています。
バナナの食物繊維は善玉菌のエサになってくれるので、一緒に食べると腸の中がきれいに。
腸には免疫細胞の6〜7割が集まっているため、腸内環境が整うと免疫力が高まって夏風邪をひきにくくなりますよ。
熱中症に負けない体に!
子どもとのお出かけで心配なのが熱中症。水筒を持参して、こまめに休憩をとって……いろいろ対策をしてもやっぱり不安になりますよね。
バナナには、自律神経の働きをサポートする「トリプトファン」や「ビタミンB6」がたっぷり。自律神経が整うと体温の調節機能がスムーズになります。
またヨーグルトには体に水分をため込む働きがあるので、脱水予防に効果的。この2つをセットで食べると、熱中症になりにくい体を作れますよ。
朝に食べると1日が変わる!?
私たちの脳は寝ている間もずっと働いているので、朝起きたときはエネルギー切れ状態。「とりあえずベッドから出たけど頭がボーッとしてる……」なんてこともありますよね。
バナナには吸収されやすい「ブドウ糖」が入っているため、朝に食べるとすぐエネルギーをチャージできます。パクッと1本食べるだけで目覚めが全然違ってきますよ。
しかも、睡眠の質まで良くしてくれると言われています。
バナナにも含まれる「トリプトファン」という成分は、体の中で眠りを促すホルモンに変身!
このホルモンは14〜16時間かけてゆっくり作られるので、朝7時ごろに食べるのがちょうど良いんです。
朝はバチッと目が覚めて夜には睡眠の質を高めてくれる、一石二鳥の食べ方です。
スポドリよりすごい!?運動後の回復をサポート
体を動かす機会が多い人に朗報!実は最近、バナナが運動後の体の炎症を抑えることがわかってきたんです。
ある実験では、サイクリストに75km走ってもらったあと「水だけ」「スポーツドリンク」「バナナ」をそれぞれとってもらいました。
体の状態を比較してみると、バナナとスポーツドリンクをとったときは炎症が少ないという結果に。
さらにバナナを食べたときだけ、疲れや痛みのもとになる物質が少なくなっていたんです!
運動後の疲れが残りにくくなるので、ジム帰りや子どもと外で遊んだ日のケアにおすすめです。
食べ方次第でメリット倍増!
バナナをおいしいだけの果物だと思ったら大間違い!熱中症予防から睡眠の質アップ、炎症対策などいろんな働きがあります。
タイミングや組み合わせ次第でメリットが倍増するので、ぜひ試してみてください。