プレッシャーをかける義母VS普段穏やかな夫
結婚10年目の私たち夫婦には、子どもがいません。結婚してすぐから5年ほどは、子どもができないことに不安を感じ、病院にも通いました。それでも私にリスクがあったため積極的な治療は受けられず、薬で周期を整えるだけの日々が何年も続きました。毎月、生理が来るたびに「またダメだった……」と落ち込み、家庭内の空気もピリピリと張りつめていました。
そんな時期に夫の実家へ帰ると、毎回のように「孫はまだ?」と義母から声をかけられました。普段は嫁姑仲は良いのですが、その何気ないひと言が積み重なり、私の心は限界に近づいていました。
すると、普段めったに怒ったり意見を言ったりしない夫が、「うちにはうちのペースがある。夫婦が仲良しならそれで十分だろう。周りがとやかく言うのはおかしい!」と、きっぱり言い切ってくれたのです。以来、義母から孫の話をされることはなくなり、嫁姑の関係も壊れることなく10年が経ちました。あのときの夫のひと言で、私の気持ちは大きく救われました。
後日、夫に「あのとき、どうして守ってくれたの?」と尋ねたことがあります。すると夫は、「え? 守ったつもりはないよ。思ったことを言っただけ。だって周りが孫の話をしたって子どもができるわけじゃないし、今こうして仲良く過ごせてるだけで十分楽しいし。子どもができたら行けなくなる場所に、今のうちにたくさん旅行に行こうよ」と、笑顔で答えてくれました。その瞬間、夫への愛が一層膨らみ、「この人を絶対に幸せにしよう」と心から誓った日になりました。
振り返ると、夫の言葉ひとつでこんなにも心が軽くなるのだと知りました。これからも二人で、自分たちのペースで歩んでいければと思います。
著者:山本紗菜/30代女性/結婚10年目、子どもはおらず夫と2人暮らし。専業主婦。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年5月)
※AI生成画像を使用しています
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