「俺も具合悪い」妻に合わせしんどいアピール
35歳の友人は、3歳下の夫と2人暮らし。交際中から、人懐こくて愛情表現をたくさんしてくれる夫に甘々だった友人。食事を出すと「Aちゃん(友人)いつもありがとう」「毎日ごはんがおいしくて幸せ!」と、夫はいつも感謝を伝えてくれたそう。
それが友人のモチベーションとなり、家事を全部やってきた結果、夫はまったく家事をしなくなったのです。しかし、「大好きな彼が喜んでくれるならいいか」と、友人は特に気にすることなく結婚に至りました。
しかし、交際中から気になっていたことが1つあります。それは、2人の体調不良が重なること。友人が生理痛でダウンすれば「俺もなんか調子悪い」、「頭が痛い」と言えば「俺も今日頭が痛かった」と、夫は何かにつけ友人の体調不良に合わせ、しんどいアピールをしてくるのです。
その割には、薬を飲んだり休んだりする様子はなく、元気に見えたそう。夫が家事をしないため、友人は体調不良であっても、薬を飲みながら夫のために家事をこなしていました。
妻がダウン…夫は食事もせず頼んだ洗濯もスルー
数カ月後、友人がインフルエンザに感染しダウンしていると、仕事から帰宅した夫は「Aちゃん大丈夫? かわいそう。でも、俺もだるいかも」。でも、検温すると平熱。「あれ? 今から熱出るのかな。とりあえず今日はゆっくり休んで、洗濯は明日すればいいからね」と言うのです。
友人は「また体調不良を被せようとした。それに、洗濯は明日でいいって何? B(夫)は今、元気なんだから洗濯できるじゃん」と心の中で反論。そして、高熱でイライラしていたこともあり、「今日はごはんは作れない。レトルトカレーとか適当に食べて。あと、洗濯機回して干してくれると助かる。よろしくね」とキレ気味に言うと、夫は「わかった!」と、寝室を後にしたそうです。
数時間後、友人が洗面所を見るとやはり洗濯はしていません。あきれつつリビングへ行くと、スナック菓子を食べながらテレビを見てゲラゲラ笑う夫の姿が。「ごはんは?」と聞くと、「食べてない。俺さ、Aちゃんのごはんが好きだから今日はお菓子にした」と、理解不能なことを言うのです。
ついに妻激怒!謝罪の夫は「言いにくいけど…」
その言葉にカチンときた友人は「は? なんで高熱でしんどいのに、元気な人のごはんを作らないといけないの? あと、洗濯してって頼んだよね。妻がダウンしてるときくらい家事やろうと思わない? しかも『洗濯は明日でいい』とか何様? 甘えるのもいいかげんにしてよ」と、ブチ切れて近くにあったリモコンをソファに投げつけました!
夫は、普段温厚な友人の姿に驚き、目がまん丸に。すぐさま「Aちゃん本当ごめん。俺ずっと甘え過ぎてた」と謝罪してきました。友人は「私もこんな伝え方してごめん。今までBのために何でもしていたけど、一緒に協力したいな」と応じ、「あと、毎回体調不良が被るのはなんで?」と聞いたそうです。
すると夫は「言いにくいけど、俺は家事できないのにAちゃんが体調不良だと、家事を頼まれる気がして逃げてた」と吐露。そして、「最悪だよね。でも俺、絶対に変わるから」と約束してくれたそうです。
まとめ
夫が喜んでくれると思い、してきた家事なのに、「家事が苦手だから体調不良を被せていた」の言葉に友人はあぜん。ただ夫を甘やかしていただけだと気付きました。夫に家事を教えると、率先して家事をするようになったとか。友人自身も、尽くし過ぎから解放されたことで、夫に感謝することも増え、これまでよりも夫婦関係も良好になったようです。
日々感謝を伝え、相手のために尽くすことは夫婦円満のために大切です。しかし、体調不良などイレギュラーなときにこそ、相手への思いやりを持てているだろうか、と私自身も夫婦関係を振り返るきっかけになりました。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:山﨑 みさ/30代女性・ライター。産後の物忘れの悪化に悩む、2018年生まれの男の子と2022年生まれの女の子のママ。趣味は甘い物を食べること、緩く宅トレをすること。
マンガ/あさうえさい
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年7月)
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